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麺の文化史 (講談社学術文庫)
 
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麺の文化史 (講談社学術文庫) [文庫]

石毛 直道
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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麺の文化史 (講談社学術文庫) + 誰も知らない中国拉麺之路―日本ラーメンの源流を探る (小学館101新書)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

世界に広がる麺文化の来歴とバリエーション
麺とは何か。その起源は? 伝播の仕方や製造法・調理法は? 厖大な文献を渉猟し、アジアにおける広範な実地踏査の成果をもとに綴る、世界初の文化麺類学入門。

内容(「BOOK」データベースより)

そば、うどん、冷麺、ラーメン、スパゲッティ…。これらに当代の即席麺まで加えれば、今や麺文化は世界を覆っているといっても過言ではない。そもそも麺とはいったい何か。麺はいつ頃、どこに生まれ、どのように波及したのか。厖大な文献を渉猟するとともに、精力的に積み重ねた広範なフィールドワークの成果をもとに綴る、世界で初の「文化麺類学」。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/8/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061597744
  • ISBN-13: 978-4061597747
  • 発売日: 2006/8/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By チャックモール トップ500レビュアー
形式:文庫
麺好きの日本人にはたまらない、「世界各国の麺について」いろいろと探求した一冊。

扱う地域は幅広いが、主な対象となるのは日本、韓国、中国、中央アジア、東南アジア、イタリアなど。
これらの地域は著者が実際に赴いて調べたことが元になっているので、ルポルタージュ風にもなっており楽しめる。

イタリアだけちょっと異質に思えるが、東アジアの麺とイタリアのパスタに果たしてつながりはあるのかどうかが、実は本書のテーマの一つとなっている。
著者は研究者らしく慎重な姿勢を取りながらも、麺が西アジア、イスラム地域を経てイタリアへとつながる道筋を描いてみせる。

そうした広い視野を持ってみると、麺というものが各国の個性を非常によく反映していることがわかり、とても面白い。
日頃軽い気持ちで食べている麺というものに対する認識が変わってくるだろう。

研究半分、ルポルタージュ半分という構成で、記述も微に入り細に入り・・・という感じなので、軽い気持ちで読めるというものでもないが、お勧めの一冊だ。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 食文化の研究者として有名な著者は、現在世界中に普及している麺料理の起源とその歴史的変遷を調べようとしたが、食文化としての世界の麺料理を総合的・体系的に記した文献はなかったそうだ。そこで著者自身が、世界各地で行った食文化の調査に加えて、様々な文献を参照して執筆した本書こそ、世界の麺の文化史についての最初の体系的な本だろうとの自負を吐露している。最初に著者は、小麦などの練り粉を線状に加工した食物を麺として定義し、次に様々な麺料理を以下のように分類する。1.手延べラーメン系列、2.そうめん系列、3.切り麺系列、4.押しだし麺系列、5.河粉系列。そして、これらが最もバラエティに富んで分布し、今もよく食べられている中国が麺のふるさとだと語る。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 本書は1995年のテキスト『文化麺類学ことはじめ』の改題。
「世界各地で、どのような麺が食べられているのか、それらの麺は、いつ、どこから、伝わって
きたものか。麺食の文化をかんがえるうえで、もっとも基礎的な情報である麺の起源と伝播に
ついての知識がほしかったのである。ところが、そのような好奇心にこたえる書物をみつける
ことができなかった。しかたがない、それでは自分で調べてみるか」。
 基本的に中国で単に「麺」と記せば、それは小麦粉を表し、「餅」といえば「コムギ粉である
麺を原料としてつくった食品」を指す。
 そんなややこしい話からはじまって、食べ歩きと呼ぶには時にあまりに過酷な、世界各地に
おけるフィールドワークの経験を織り交ぜつつ展開される、筆者曰く「『世界の麺の文化史』に
ついてのべた最初の本」。

 なぜに本書における筆者の試みが世界初たりえてしまうのか、は実際にこのテキストを
読んでみれば容易に理解される。
 なにせ史料の数が圧倒的に不足しているのだ。それゆえに、限られたヒントから構築される
仮説は、どうしてもあやふやなものとならざるを得ない。説を展開しようとすれば、時に多少
強引であらねばならない。参照可能な史料の不足は筆者の怠慢に由来するものではない、
事実、本書の中に筆者の不誠実を感じさせるものは何もない。
 そしてまた、麺のルーツを問おうにも、麺の定義ひとつにも悩まされてしまう、というのだから、
ことはますます複雑さを増す。 
 面白い本には違いない。情報量は豊かだし、単純に世界グルメ紀行としても楽しめる。
 ただし、私個人としては何よりも史料不足の壁が強烈に印象に残った。
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