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麗しのオルタンス (創元推理文庫)
 
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麗しのオルタンス (創元推理文庫) [文庫]

ジャック ルーボー , Jacques Roubaud , 高橋 啓
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

金物屋が次々に襲われ、深夜0時直前、大音響とともに鍋が散乱する。平和な街に続く“金物屋の恐怖”事件。犯人は?動機は?哲学専攻の美しい女子大生オルタンス、事件担当のブロニャール警部、そして高貴な血を引く猫のアレクサンドル・ウラディミロヴィッチ…。何がどうなる?文学実験集団ウリポの一員である詩人で数学者の著者が贈る珍妙な味のミステリ…なのか。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高橋 啓
1953年生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 299ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2009/1/28)
  • ISBN-10: 4488188028
  • ISBN-13: 978-4488188023
  • 発売日: 2009/1/28
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 124,492位 (本のベストセラーを見る)
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小説の自由 2010/1/11
形式:文庫
最近どういうわけか知らないが、本のレヴューはほとんど“検閲(?)”されて掲載されないので、できるだけ簡単簡潔かつ「当たり障り無く」書く。

本書は所謂ミステリとは毛色が異なるが、この語りに接することこそが小説を読む歓びであると思う。この作品には小説の自由がある。そして良質な小説は全てがミステリということもできよう。練達の訳文と息の長いセンテンス。それは練りに練られたものであって、二重三重の語りは騙りにつながる。

作者は実験的文学集団「ウリポ」の一員らしいが、なるほどと思った。こういうのが読まれれば小説は捨てたものではない。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hoge2 トップ1000レビュアー
形式:文庫
なんとも奇妙な小説。
間違ってもコージーミステリと思って読まないようにしてください。
一応、すじはありますが、語り手と筆者、編集者に読者!まで混じってやり取りされる注釈と凝った構成が楽しく読ませてくれます。
堅苦しいブンガクを前面に出すのではなく、楽しく読ませる仕掛けがたくさん仕掛けられているのがうれしい読み物です。
私の頭でついていけないところもあったのは事実ですが、それでも楽しく読めましたし、再読する楽しみもあるでしょう。
3部作らしいので、続編も是非、日本語訳を出して欲しいと思います。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By birdsong トップ500レビュアー
形式:文庫
カバーには、こちらを睨む可愛げのない雄猫、外をいく軽装の若い女性が描かれています。この一匹と一人の主要登場人(?)物の恋愛模様が主軸となって物語が進むのですが、そこにわけのわからない事件が絡んできます。もちろん、十八禁な場面も交えて…と書くとどうみてもありきたりのどたばた喜劇にしか見えませんね。ところが、ちょっとでも本文を読むと、専門書まがいの注釈とメタフィクショナルな叙述の嵐に打たれるでしょう(訳者まで悪のりしてますし)。

「麗しのオルタンス」というタイトルも古風ですが(原題も古風です)、この手のメタフィクションの技法も推理小説ファンには懐かしさ爆発です。ブルバキの故郷を舞台にしたおかしな人たちのおかしくてハイブロウなアンチ・ミステリです。

これが売れて、オルタンスシリーズ残り二冊も訳出されるといいな。
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