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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
小説の自由,
By 野火止林太郎 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 麗しのオルタンス (創元推理文庫) (文庫)
最近どういうわけか知らないが、本のレヴューはほとんど“検閲(?)”されて掲載されないので、できるだけ簡単簡潔かつ「当たり障り無く」書く。
本書は所謂ミステリとは毛色が異なるが、この語りに接することこそが小説を読む歓びであると思う。この作品には小説の自由がある。そして良質な小説は全てがミステリということもできよう。練達の訳文と息の長いセンテンス。それは練りに練られたものであって、二重三重の語りは騙りにつながる。 作者は実験的文学集団「ウリポ」の一員らしいが、なるほどと思った。こういうのが読まれれば小説は捨てたものではない。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
続編も訳して欲しい,
By
レビュー対象商品: 麗しのオルタンス (創元推理文庫) (文庫)
なんとも奇妙な小説。
間違ってもコージーミステリと思って読まないようにしてください。 一応、すじはありますが、語り手と筆者、編集者に読者!まで混じってやり取りされる注釈と凝った構成が楽しく読ませてくれます。 堅苦しいブンガクを前面に出すのではなく、楽しく読ませる仕掛けがたくさん仕掛けられているのがうれしい読み物です。 私の頭でついていけないところもあったのは事実ですが、それでも楽しく読めましたし、再読する楽しみもあるでしょう。 3部作らしいので、続編も是非、日本語訳を出して欲しいと思います。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
軽妙な反推理小説,
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レビュー対象商品: 麗しのオルタンス (創元推理文庫) (文庫)
カバーには、こちらを睨む可愛げのない雄猫、外をいく軽装の若い女性が描かれています。この一匹と一人の主要登場人(?)物の恋愛模様が主軸となって物語が進むのですが、そこにわけのわからない事件が絡んできます。もちろん、十八禁な場面も交えて…と書くとどうみてもありきたりのどたばた喜劇にしか見えませんね。ところが、ちょっとでも本文を読むと、専門書まがいの注釈とメタフィクショナルな叙述の嵐に打たれるでしょう(訳者まで悪のりしてますし)。
「麗しのオルタンス」というタイトルも古風ですが(原題も古風です)、この手のメタフィクションの技法も推理小説ファンには懐かしさ爆発です。ブルバキの故郷を舞台にしたおかしな人たちのおかしくてハイブロウなアンチ・ミステリです。 これが売れて、オルタンスシリーズ残り二冊も訳出されるといいな。
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