大人気「加賀恭一郎シリーズ」の第9弾。
前作『新参者』に続き、日本橋署編です。
東野圭吾らしいシンプルで読みやすい文章、さりげない描写や会話の中にある伏線、そして親子愛などが充分に描かれている。
さらに、『新参者』と同様、日本橋近辺の文化や街並みなどを巧みにストーリーに組み込むあたりは流石の一言。
また、『新参者』や『赤い指』を読んでいれば、それらと関連する内容が多々登場するので、どちらかの作品が好きな方には強くお勧めしたい。
ただ、唯一の減点ポイントとしては、「加賀シリーズ最高傑作」と謳っているわりには、
事件の真相部分で驚愕の展開があったかというと、他作品と比較するに、そこまででは無かったと思う。
ちなみに、本の中に入っていたチラシによると、2011年は「作家生活25周年記念」ということで本作を第1弾として、
第2弾=『真夏の方程式』(ガリレオシリーズ)6月6日発売予定
第3弾=『マスカレード・ホテル』(待望のニュー・ヒーロー誕生とのこと・・)9月9月発売予定
などが刊行されるようです。
楽しみです。