AV男優は多いが、大半は無名で、その例外中の例外がこの本の著者の加藤鷹だろう。これを読んでいると、加藤鷹というのは正直な男だと思う。AV男優は間違いなく肉体労働で、どう見ても文章を書きなれているようには見えないのだが、その男がGhost Writerも使わずに一生懸命自分の言葉で自分について書いている。長文が書けないので、数Pagesの短文の寄せ集めとなっていて、それぞれの短文には教訓めいた表題が付けてある。早い話が超短編集のようなものとなっている。Pages数は200を越えて、一応単行本のようになっているが、ひとつの短文が終わると改Pageをしているので、詰めてしまえば150Pagesにもならないのではないだろうか?そうだとすれば、最初から新書にして値段を下げておけばよかったのに思われる。あるいはこの本のままだと、あちこちにある空白にイラストぐらいを入れるServiceがあってもよかったと思われる。これは著者の加藤鷹の責任というより、出版社の戦略の過ちだろう。