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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
超絶技巧の叙述トリック作品,
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レビュー対象商品: 鴉 (幻冬舎文庫) (文庫)
弟・襾鈴(あべる)の死の謎を追って、珂允(かいん)がたどり着いたのは、 現人神「大鏡」が君臨する、現代文明から隔絶された地図にない村だった。 珂允は、かつて弟が庚という名で大鏡に仕えていたことを知るのだが……。 珂允と襾鈴という名が示すように、本作では旧約聖書 を踏まえた、兄と弟の相克がテーマとなっています。 そして、本作を読み解く上で留意しなければならないは、その「語り」の構造。 基本的には珂允に焦点化した三人称の語りで進行していきますが、 その合間に、自由気儘な弟に憎しみを募らせる櫻花という兄の 視点で語られるパートと、「外」の世界に憧れる橘花という弟の 視点で語られるパートが、交互に挿入されます。 この「語り」に仕掛けられた、作者の超絶技巧を理解した時、読者は文字通り、 足元が崩れるような「世界」の崩壊の瞬間を目の当たりにすることになります。
14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ハレルヤ。,
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レビュー対象商品: 鴉 (幻冬舎文庫) (文庫)
舞台設定の雰囲気がいい。地図にない異郷の村、どこかヒヤリとする感じ。 純日本風の村と住人。そこで起こる事件の数々。 そして銘探偵の登場(純日本風の舞台では特に異質。そこがまたいい) しかし本書の凄いところは別にある。 それは酩酊を伴うカタストロフィ。
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
閉じられた世界,
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レビュー対象商品: 鴉 (幻冬舎文庫) (文庫)
単行本(1997年)→新書版(1999年)→文庫(2000年)。
新書化、文庫化の速度が異常に早い。まあ、それだけの面白さがあるとは思うのだが、倫理的にはどうなのか。 けっこう大掛かりなトリックが仕掛けられており、さすがに感心させられた。ただ、こういうトリックは他の作家にやって欲しかったというのが、率直な感想。というのも、文章に魅力がなく、ストーリーもつまらないからだ。この人の話で500頁以上も読まされるのは、苦痛でしかない。といって、この物語には膨大な頁数が必要なのも事実だし。 アンチ・ミステリとしてもあまり評価しない。
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