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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最後の最後に良かったと思えた本,
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レビュー対象商品: 鳥類学者のファンタジア (集英社文庫) (文庫)
鳥類学者とは、ジャズのチャーリー・パーカー(渾名はバード)を指しているものと思われます。主人公のジャズ・ピアニストの語り口は、自分へのツッコミがあったりと、最初はやや取っ付きにくかったです。が、読み進めるにつれて、それがジャズに通ずるリズムを意識した文体として書かれたようで、だんだんとノッて来るんですよね。異次元に迷い込む際の曖昧な境界線が、細密な表現でとてもうまく表現されていると思います。タイムスリップしたベルリンで繰り広げられる騒動も、怪しげな交霊会や海軍士官との恋など盛り沢山。そして流転の末の大団円は、ジャズが好きな私にとって、もうお見事!と言うしかありません。最後に読み終えて、あ~面白かったと心底思いました。著者もジャズを愛好されているだけあり、数々のディテールにジャズに対する熱い思い入れがたっぷりと詰まった、一大ファンタジーです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
全てのジャズ・ファンに!,
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レビュー対象商品: 鳥類学者のファンタジア (単行本)
現実と虚構が交錯する奥泉作品の中にあって最もエンターテイメント性に優れた傑作に仕上がっています。その理由はなんと言ってもモダンジャズをテーマに持ってきたことでしょう。いままでメタな構成でしか表現し得なかった難解な主題をジャズという音楽の世界観を借りる(あるいはシンクロさせる)ことによって簡略化し、物語が純粋にスムーズに進行するのを助けています。よって逆に言えばモダン・ジャズに造詣がないと半分も楽しめないのではないでしょうか。特に最終章。ジャズ・ファンは間違いなく感動で鳥肌が立つのに、ジャズに興味の無いひとは下手をすると白けてしまうかも知れません。この微妙な塩梅が本書の弱点であり、且つ最大の魅力だとも言えるでしょう。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
つまり、生きているとは・・・。,
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レビュー対象商品: 鳥類学者のファンタジア (単行本)
よい~っ。たったいま読み終わり、目の回りにうっすら涙が浮かんでいるのに気づきました。ストーリーに関しては、一言も語らない方がいいと思うのですが、もし、あなたが音楽を好きならば、必ず泣けると思います。ジャズだろうと、クラシックだろうと。ちなみに私はロック系を愛好し、ジャズとかはよくわからないのですが、それでも最後の30Pには鳥肌を禁じ得ませんでした。鳥肌って? 鳥肌って? 鳥肌が立ったと言うこと、そのこと自体がなんと素晴らしいことかと感じさせてくれる超傑作です。
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