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ただ難をいえば、いかにもポストモダン的軽快さのある語り口は、数秘主義などファンタジックなツールにはぴったりでも、大戦中という時代背景にはそぐわない印象。人物造形が饒舌であるわりに平板で(もちろんこれは意図されたものだし「わたし」というナラティブの制約もあるのですが)、感情移入がちょっとできませんでした。引き込まれるのでなく、常に「よく書けているな」と(少々距離をおいて)感心しながら読んだ、というのが正直なところです。
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