アレクセルからの申し出によって事実上解消された、エルレインとの婚約。けれど二人の婚約は国同士の約束事であり、アレクセルの母、王太子妃エヴィータは解消に大反対している。晴れて恋人となったエルレインとゼルイークだったけれど、先は見えない。そんな時にアレクセルの誕生祝いが執り行われる事が発覚し――。
このところ開き直りぶりが勢いを増すゼルイークでしたが、今回はまたスゴイ!。エルレインへの想いをダダ漏らし。毒舌の中にも艶が…。ヘタレ認めてこんなことになるなんて、ヘタレ大歓迎です(喜)。
例えば犬の姿から戻れなくなり、多頭犬ケルビーに追い回されていたエルレインを助けた後。確かに、傍目からみたら「人と犬 」なんだけど、読んでてドキドキ。「<愛の花>みたいな…云々」、犬の歯型でも彼女に付けられればそうなるのかっ、ごちそうさまです。
そしてエルレインがヴィエンカに連れさられ、憤りまくりのゼルイークの台詞にもニヤニヤ。心情吐露が全て惚気の彼に、アレクセル殿下の感想は身も蓋も無い…○ボケ。ヘタレって○ボケなのね。でもゼル師のそんな様子に、自分のした選択は間違ってないと思ってる。ホントに彼の事を大事におもっているんだね、いいヤツだな。
ラブ好きのため、読み処満載イラストも満載で嬉しい限りですが、話は後半、捩れた魔法の輪に飛ばされた犬姿のエルレインは時を遡ってしまいます。そこは18歳のゼルイークが魔法将として戦う「ネイロープの戦い」陣中で。
結果ゼルイークの秘めていた謎(シリアスなのと面白い?の)が明かされたり、アレクセルのさだめにまつわる言葉に不安になったり(未来のダナーク村、警察署長の名前もそこに関係する?)。心配性読者としてはエヴィータがエルレインにこだわるのはその辺りに理由あり?と勘繰ったり。
まだまだ終わらないらしい、このお話。どんなに大変な目にあっても「そしてみんなしあわせに暮らしました」に続いてくれますようにと願ってます。