ゼルイークが魔王になる決断をし、アレクセルがダキニアの戦線へと向かう。ついに戦火は開かれる事になるけれど、シリーズ最終巻のメインはやはりエルレインとゼルイークの二人が、何をどう乗り越えるか…です。
ゼルが魔王になる中でも、掴もうとする幸せ。そうなっても寄り添う事を決めたのに、気づいてしまったその後に待つもの。
苦しんでやっと選択してもまた次の山がやって来る、その連続で息が詰まりそう。二人の軌跡が丁寧に描かれてる分、心情が迫って来て何度もウルウルしてしまいました。特に、アレクセルが魔王となったゼルイークを迎えたあの一言、その後の場面はすごく好きです。
エルレインの逆プロポーズ?のところも。
最後の賭けの、まさかあるとは思って無かったチュンチチ、リオとアレクセルの顛末、エルゼラス懲役の原因(だけでなく、けっこう重要な役どころ)等、読み所沢山です。
最後の最後まで焦らされるけれど、間に合う所でちゃんと乙女ラノベの橋を渡り切ってくれる話で良かった。
でもそうなると些細な事が気になって・・・(笑)。シラルのお相手は、ルート通りと?。これはわざと触れていない?。
雑誌でいいから幸せな後日談を読みたいです。