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鯨捕りよ、語れ!
 
 

鯨捕りよ、語れ! [単行本]

C.W. ニコル , 森 洋子 , 栗原 紀子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大捕鯨時代が終わろうとする1980年1月、C・Wニコルは日本の捕鯨船で南氷洋へ赴いた。ベストセラー歴史小説『勇魚』(鯨の古名)はこの時、船上で完成した。作家としての原点となった三ヶ月に及ぶ鯨捕りの男たちとの生活を綴った小説風ノンフィクションの力作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ニコル,C.W.
1940年英国の南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り北極地域の野生生物調査を行って以降、カナダ政府の漁業調査委員会技官、環境保護局緊急係官として十数回にわたって北極地域を調査。62年、空手修業のために初来日。80年に長野県の黒姫に居を構える。95年、日本国籍を取得。作家として活躍する一方、テレビ出演や講演などを通じて環境問題に積極的に発言しつづけてきた。2002年5月、「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 246ページ
  • 出版社: アートデイズ (2007/07)
  • ISBN-10: 4861190894
  • ISBN-13: 978-4861190896
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私は鯨料理がとくに好きということは無く捕鯨について何か特別な持論を持っている者でも無いが、少なくとも本のレビューを書くときにはその本を一読するものだという常識ぐらいは持っているつもりである。
そういったわけでニコル氏がこの本で主張するところの、絶滅が危惧されておらず寧ろ増加している種類の鯨を捕鯨の伝統をもつ地域の人々が数が減らない程度に捕獲しても問題無かろうという考えにも、絶滅が危惧されている種類の北極鯨などはたとえ捕獲している国がアメリカであっても断じて反対すべきだという考えにも、何ら違和感を感じないし、捕鯨問題が斯様に単なるジャパンバッシングのネタとして利用されていることに対しては日本人としての誇りを持って主張すべきは主張せよという行間に溢れる叱咤に対しては、鯨取りならずとも我が身を恥じ入るばかりである。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kojitan
形式:単行本
C.W 二コル氏の著書。この人の本を初めて読む。
日本の捕鯨について詳しい。しかも文化としての捕鯨をきちんと認めてくれている。日本人よりも日本を大切にしてくれている人だという印象ではなかったのだが、この本を読んで、彼の意見を知りたいと感じた。
2007年の著作なので、ちょうど捕鯨についての国際的な議論が高まっていた時期であり、タイムリーな書籍だったはずだが、当時はこのような本が出版されていることに気が付かなかった。
私自身の問題意識も、それほど高くなかったということだろうか。
食文化に対する批判をニコル氏は人種差別ではないと見立てている。結果としては差別なのだと考える私とは少々見解をことにしている。
しかし、彼の立場で捕鯨というものを条件付とはいえ、擁護するのは大変なことだと思われる。私たち日本人自身が現状に逡巡しているだけの状態に較べれば随分とありがたい話しである。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
という事をまず明確にしておく。特にクロミンク鯨は現在年間数万頭を超す勢いで増加している。平均致死時間104秒。家畜と較べ長くもない。 環境保護活動家として名を知られる著者の作品は、体験と科学に基づき、冷静だ。著者自身が反捕鯨国の出身である事をモノともしていない。鯨は美しいの賢いの少数の、愚につかぬ感傷に囚われていない。児童を国籍で差別し、野生鹿を撃ち殺して自慢し、絶滅危惧種である北極鯨を平気で捕りながら、日本捕鯨のみを悪者にし、そこに牛豚羊肉を押し込もうとする母国英国を含め反捕鯨国の偽善をすっぱ抜く。一方で、イルカ漁の残酷性、鯨の胎児を捨てる時の隠惨な光景についても著者は返す刀で鋭く斬っている(同時に米国でも残忍なイルカ駆除が行われている実態をも暴露)残虐さを望んで誰も鯨漁などしない。だが漁師も生きている。これを虐殺と呼ぶなら闘牛は?家畜殺しは?… 私は著者の広い視野と真っ直ぐな視線に好感を持つ。日本人は読むべきだ。それ以上にこれは、反捕鯨国でも読まれるべき本である。「いや、いくら私がこんな小説を書いても、新思想に懲り固まった母国の連中が読む訳がない。これが母国で出版される日など永久に来ない」文中の作者の嘆きは、そのまま日本の鯨捕り達の魂の叫びでもある。
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