一気に読み終えました。
こういう現場へは私自身を含めた一般人はなかなか行かれるはずもなく、だからこそ著者のこの村への思いが半端ではないことが伝わってきました。
命を奪って生きる糧とすることは、その命を弄ぶのではなく、神に対するかのごとく感謝の念を強く持っていてこその行為。
だからこそ自分達も命をかけている、というその民族の生きざまが、強烈に心のなかに流れ込んできました。
その土地に根付いている文化が、それを是としない他所から来たはるかに便利な文明が押し付けようとする文化によって崩れ始めていく様など、本当の豊かさとは何かという問い掛けや、感情論だけでは語れない物がこの本にはありました。
可愛いから、可哀想だから、知能が高いから殺してはいけないという理屈が、とても浅はかなものに思えるようになります。
命とはなんなのか、命在るものが生きていくこととはどういうことなのか、改めて考えさせられた本です。