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魚河岸ものがたり (新潮文庫)
 
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魚河岸ものがたり (新潮文庫) [文庫]

森田 誠吾
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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第94回(昭和60年度下半期) 直木賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

だれもがかしと呼ぶ隅田河口のまちに、ひとつの秘密を抱いた青年が住みついた。そこに住む人にとって、「どこの誰」より「どんな誰か」が大切なまち。そんなまちの心優しい人々とともに彼は暮らし、〈秘密〉から解放される日の来るのを待っていた。心ならずも魚河岸の町に身をひそめた青年と、まちの人々との人間模様を感情こまやかに描き出した長編小説。直木賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 新潮社 (1988/07)
  • ISBN-10: 4101091218
  • ISBN-13: 978-4101091211
  • 発売日: 1988/07
  • 商品の寸法: 15.8 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 214,020位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ドラマ化された作品です。私はドラマの方からこの作家の名を知った一人で。

ですのでドラマの雰囲気もかなり色濃く印象に残ってしまっているのですが、原作とドラマとに隔たりや違和感はなかったと記憶します。どこかサスペンスの気配を含む、けれども全編を流れるしずかなかなしみ。

作者森田誠吾氏は‘私淑する’作家として中島敦を挙げています。氏の作品に出逢う遥か前から中島敦の愛読者だった私には納得しやすい事実でした。

モーツァルトを評して“疾走するかなしみ”と言ったのは小林秀雄だったでしょうか。中島・森田両氏に、私は“音もなく流れるかなしみ”を感じます。

強いて言うなら登場人物相互の関係に未整理のものも感じられ、読み終えて‘見事!’と言い切れるまでの力強さが中島敦ほどにはなく(尤もそここそがこの作家のオリジナルとも云え、難しいところなのですが)星は4つになっています。

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形式:文庫
下町の人情を、うらやましく思いながら、読み切りました。

ドキドキして気になっていた、主人公の秘密が、明かされた時には思わず、えっと、叫んでしまいました。

是非、皆さんに読んで欲しいです。おもしろいです!
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形式:文庫
 個人的にはとても好きだが、実に地味な作品だ。確かに主人公は隠れ住まなければならない当時特有の事情があるのだが、それはあまり前面には出さずに、淡々とまちの人々の生活が描かれている。文章は見事だが、あくまでも静かで、今なら出版さえ危ぶまれると思われるこの作品に直木賞を与えた当時の選考委員に敬意を表する。
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