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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
冗長な探偵小説,
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レビュー対象商品: 魔術王事件 (講談社ノベルス) (新書)
以前より二階堂蘭子という探偵物に興味があったんやけど、機会がなく初読。うーん、分厚いわりに単に冗長なだけと感じてしまいました。奇術師で且つ神出鬼没な殺人者「魔術師メフィスト」、残忍な殺人とおどろおどろしい舞台設定、北海道の名士に徳川埋蔵金……広げられるだけ広げた大風呂敷を、作中ほとんど現れなかった蘭子が最後に登場して謎を解くという流れにどうも乗りきれませんでした。 江戸川乱歩の少年探偵団シリーズと言えばいいんでしょうか。怪奇小説に近い造りなのですが、ウチが小学生の頃にドキドキしながら読んでいた雰囲気に近く、それなりにおっさんになってしまうと逆に「子供だましな」と感じてしまうんですね。 それを楽しめよという意見もあるでしょうが、読む前に勝手に思っていた本格推理物とはかけ離れていただけにがっかりしたのが本音です。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
うーん,
By z6520 (徳島県阿南市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 魔術王事件 (講談社ノベルス) (新書)
これが傑作だという人は、同作者の初期の傑作群と比べても、そうだと言えるんでしょうか?作者がルブランやカーなど、古き良き時代の冒険小説の香りを大事にしたいのは、よくわかりますし、実際、作者がはっきりパスティーシュとして書いている作品などには良質のものが多いと思います。 しかし、本作に関しては、黄金時代の先達の粗悪なコピーであるとしかいいようがありません。かつての冒険小説の魅力は何よりもまず、キャラクターの魅力です。だから、トリックに関しては時代を感じるような内容でも、現代に色あせない輝きを発揮できるのです。意外な真犯人が衝撃であるのもまた然り。 しかしこの作品はキャラクターものとしても、エンターテインメントとしても、あまりに薄っぺらで、パロディーとして読むにもユーモアのセンスが感じられません。謎の解決にしても、過去の作者の作品を丁寧に読み込んだ者からすれば、最も簡単な部類です。幾つか大胆なトリックは存在しますが、メインの謎が、それこそ"子供騙し"であり、少しも意外性がない。多くのミステリでは、読者が直線的に真相に飛びつかないようなちょっとしたミス・ディレクションを用意するものですが(クリスティやクイーン、クリスチアナ・ブランド等はこれが得意です)、二階堂氏は多くの場合、大掛かりなトリックを身上とするため、そのような小細工に関して無神経なところがあります。そのため、今作のような長編では、いずれ必ず解けてしまうし、一旦解けてしまうと退屈になります。 動機にしろ、事件の歴史的な背景にしろ、既にいろんな作家が優れた調理法でものにしていることを薄っぺらになぞっているだけ。現代にあえて昔の空気を再現したいなら、もう一工夫あってしかるべきだと思うのですが。 何だか風呂敷を広げるだけ広げて終わりを見せないことで、うまくごまかしているようなエンディングも不満です。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
横溝ファンなら…あるいは,
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レビュー対象商品: 魔術王事件 (講談社ノベルス) (新書)
横溝ファン、著者のファンなら読めるのかもしれません…(トリックや犯人は解ってても)あの独特の世界観を楽しみたい、浸りたい方向けです。一般読者はあの分厚さに見合った満足のいく読後感を期待しないで下さい。 フィクションで時代設定が昭和とはいえ、出版は現在なのに、明確な根拠なく偏見じみた世界観になってます。あの時代の日本は本当にそうだったのか?疑問です。 特に戦前の日本陸軍等に対する描写、設定は不要のみならず偏見の塊のような気がします。フィクション、推理小説のジャンルを超えた内容に正当な資料なく言及するのいかがか。
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