冒頭で次の3つの文に出会って、すぐに購入を決めた。
「魔術は人、自然、そして神に対し直接的、自然的影響をおよぼすと信じられているさまざまな行為を通じ、力を行使しようとする試みだ」
「魔術では正しい手順を踏めば望ましい結果を得られる」
「人が魔術を信じるもっとも単純な理由は、魔術がつねにではないとしても、信仰を抱かせる程度には働くからである」
W.E.バトラー、ダイアン・フォーチュンの魔術の定義「思いのまま意識に変革をもたらす技術」は疑いなく素晴らしいものであるが、一般には分かりにくい。
最初のセンテンスは・・・
「魔術は人類の誕生とともにあった」である。
そしてこれまで人類に与えてきた影響においても次のように書かれている。
「魔術は人類存在の証明が遡ることの出来る限り古くからあり、宗教、芸術、建築、産業、そしてさまざまな政治制度や社会制度に影響を及ぼしてきた」
これは魔術に対して距離を置いた研究者や歴史家がまとめたものではない。魔術の効果を信じるものが徹底的にまとめた歴史書である。同じタイトルのエリファス・レヴィのものより一般にはお勧めである。