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魔群の通過―天狗党叙事詩山田風太郎幕末小説集(全4巻) (ちくま文庫)
 
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魔群の通過―天狗党叙事詩山田風太郎幕末小説集(全4巻) (ちくま文庫) [単行本]

山田 風太郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

幕末、内戦の末に賊軍の汚名を着せられた水戸天狗党の戦い。その悲劇的顛末を全篇一人称の語りで描いた傑作長篇小説。 

内容(「BOOK」データベースより)

尊皇佐幕の藩論統一を巡って、骨肉相食む「内戦」を戦い、二千人とも五千人ともいわれる死者を出した水戸天狗党の乱。敗残の武田耕雲斎、藤田小四郎らは八百余名の残兵を率い、雪と氷の道無き山中、京へ向かう死の大長征を開始した…。維新史最大のタブーに真正面から挑む異色歴史巨篇。

登録情報

  • 単行本: 391ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2011/5/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480428127
  • ISBN-13: 978-4480428127
  • 発売日: 2011/5/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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あ、一人称なんだ、珍しいな。まずはそう感じました。情に訴えてくるのかな? それは、らしくないな。
そんなことで一人称を採らないですよね、風太郎氏は。必死に冷静に語ろうとする主人公のそれでも吹き出てくる怒り、こぼれ出てくる無常感は風太郎氏の天狗党事件に対する思いそのものか。これでもかこれでもかと出てくる悲劇は三人称形式では物語になってしまったかもしれない。これは実際に起きた、人間が起こしたことなのだから、主人公にはつらい思いをさせてしまったが、一人称で語ってもらうのがよかったのだろう。

こんなことが実際にあったのだとは知らなかった。人は自国の歴史を知っていなければいけないな、などと今さらながらに思う。9.11のような海外での大規模テロのことなんかより(、と言うのは言いすぎだけど)、同じ国の中で起きた出来事やその出来事をどう扱ってきたかのほうを知るべき/考えるべきなのだ。

と、真面目に感想文を書いてしまうくらいに本作は、私の心に深くずっしりと圧し掛かってきたのでした。
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頭が下がる 2012/1/23
By asa
地元の事件でありながら、詳しく知らなかった天狗党事件。
群集心理の恐ろしさと悲惨な末路。その後の皮肉な歴史を書く筆致は圧巻。丁寧な描写と人を愛するまなざしに頭が下がる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浦辺 登 VINE™ メンバー
 同じ水戸天狗党の騒乱を描くにしても、吉村昭と山田風太郎ではこうも書き手によって異なるものなのかと驚いた作品だった。吉村昭は事件性を求め、山田風太郎は人間性を求めている。どちらがどうとは言えないものの、小説という形態からすれば山田に軍配があがるのではないだろうか。
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