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魔界転生〈下〉 (角川文庫)
 
 

魔界転生〈下〉 (角川文庫) [文庫]

山田 風太郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

風太郎忍法帖の最高傑作

幕府転覆を謀る紀伊の頼宣を後ろ盾に次々と魔界に転生する宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生但馬守等の錚々たる武芸者達と対決する柳生十兵衛。

内容(「BOOK」データベースより)

幕府転覆を企む森宗意軒の野望阻止に柳生十兵衛は敢然と立ち上がった。敵は天草四郎を筆頭に、宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生但馬守、柳生如雲斎…。秘法「魔界転生」によって蘇り、生前と同じ容貌、剣技を持ちながら、この世のあらゆる道徳に背反する魔人たち。隻眼まなじりを決し、孤剣を抱いて十兵衛は、殺戮マシーンと対峙してゆくが…。史上最強の殺人集団と十兵衛との壮絶無比の大死闘。群を抜く着想と圧倒的なスケール。剣豪小説、伝奇小説の極北として屹立する、日本エンタテインメント界の金字塔。

登録情報

  • 文庫: 516ページ
  • 出版社: 角川書店 (2002/11)
  • ISBN-10: 4041356490
  • ISBN-13: 978-4041356494
  • 発売日: 2002/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 408,042位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
最後の武蔵VS十兵衛戦は、作者・山田風太郎が尊敬しつつも一方であげあしもとってしまうような大作家・吉川英治への挑戦でもある。

吉川版『宮本武蔵』では負ける小次郎側に十兵衛を配置する!

さて、ここからどうやって吉川英治に負けずに、己の分身・十兵衛を勝たせるか、一行一行の単位で作者の気合いがギリギリと入っているのだ。作家として脂ののりきっていた山風の鬼気迫る文体が堪能できる。

ただのエンターテイメントとしてではなく、山風という作家を知る意味でも、この対決は重要なテキストであろう。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
下巻から、本格的な戦いになります。

特に、父である柳生但馬守との勝負と、心理描写は凄いの一言!

恐るべき魔人達相手に次々と仕留める十兵衛も凄まじいが、やはりなんといっても宮本武蔵!

どの死闘も凄いが、やはり武蔵との勝負は、最終決戦に相応しい迫力!

激しい剣撃戦ではなく、「達人対決」らしい、一瞬の勝負の妙が面白い!

この小説は物語と言うより、歴史上のIfだ。

戦国時代に間に合わなかった剣の達人、柳生十兵衛がもし、全盛期の宮本武蔵、荒木又右衛門、父、柳生但馬守、柳生如雲斎、宝蔵院、田宮坊太郎と戦えばと言うIfだ!

そのIfを存分に楽しめる伝奇小説、それが、『魔界転生』だ!
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形式:文庫
魔界転生という文字を見ると、私だけかもしれないが、天草四郎とカルトを連想してしまう。

現世の悲劇を嘆き、万民を救済すべく、キリストの如く奇跡を繰り返す、ということをだ。

しかし、本作の主人公は、柳生十兵衛である。隻眼の一匹狼の天才剣士である。

柳生十兵衛と言えば幕府の隠密、というイメージがあるが、本作では隠密を口にするが、それははったりである。暗殺者としての柳生十兵衛でもなければ、天才剣士として技術を見せつけるわけでもなく、つかみどころのない雲のようで、それでいてしたたかに戦略と戦術を寝る異才の男として描かれている。

下巻では陰謀が明らかになり、いよいよ魔界転生衆との死闘が繰り広げられる。しかし、この死闘が実に日本的で哀愁がある。刹那の煌めき、Xの言葉を借りるなら、瞬間の美学がそこにあるのである。これが本当に素晴らしい。さらに、生死を分けるのが、本当に紙一重の神の気紛れ的な要素であり、これが非常に個性的で魅力的である。

読み応えがあった。文字から風景が見えた。登場人物の表情が見えた。

これは本当に面白い。
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