もし「ディスガイア3」のストーリーにラハールたちが関わったら、というパラレルストーリー。
作者の過去作のオリジナルキャラクターや「ファントム・キングダム」のキャラクターをも巻き込み、右に左の大騒ぎ。
マオの成長物語の形は前作「BRAVE AND THE MAOH」と変わらないが、おもしろいのはラハールが先輩魔王としてマオを導いていることである。作者執筆の「ディスガイア」シリーズでラハールの成長をずっと見てきた読者にとっては感慨深いものがあるだろう。(やはりストーリー的にもキャラクター的にも、作者の過去の著作を読んでから今作を読むことを進める。)
「BRAVE AND THE MAOH」が「共に歩む友(ラズベリル・アルマース・サファイア)による成長」だとすれば今作は「先を歩む者(マオの父・オーラム・ラハール)による成長」だろうか。先を歩む者が後の者を育て、育った者が後を引き継ぎ多くの者を引っ張っていく。そのことの大切さ、素晴らしさを感じさせてくれる。
敵を含めて全てのキャラが不幸になることなく終わるラストも個人的には「BRAVE AND THE MAOH」のラストより好ましかった。文句なく星5つ。