- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ある兄弟の闘い。,
By
レビュー対象商品: 魔王 (講談社文庫) (文庫)
2つの中編から構成されている作品。ある特殊な能力を持った兄弟の話。 前編の『魔王』は兄の話で、 後編の『呼吸』は弟の話。 伊坂作品の兄弟は、 絆の固い場合が多い。 これもご多分にもれず、 2人の絆は固い。 兄は、 思慮深く、その性格のせいで、 慎重になりすぎるきらいがある。 そんな彼が得た能力は、 “他人に自分の好きな言葉を言わせること。” 時代は、政治不信が高じ、 ムッソリーニの再来のような、 押しの強い政治家席巻しようとしていた。 あまりの熱狂ぶりに危機感を感じた彼は、 限られた自分の能力で“世界を変えよう”としていた。 弟は、 温和で、懐が深く、 我が道を行くような、強さを持っていた。 そんな彼が得た能力は、 勝負に勝つ能力。 じゃんけんには負けることがなく、 競馬でも、ある条件さえ満たせば、 負けることはない。 彼もまた、その能力を駆使して、 時代を変えようとしていた。 世間から外れたような恋人との暮らしを送りながら、 兄同様の思いで、 世界に向かおうとしていた。 伊坂作品にしては、 仕掛けられた前ふりが、刈り取られていない印象。 結末を書かないことで、 読者に判断をゆだねているのだが、 ちょっと物足りない気がします。 せめてもう少し、未来を感じ取れるところまで、 書いてほしかったな。 登場人物のキャラ設定が、 リアルではないけど、 おもしろかった。
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「覚悟はできているのか?」,
By
レビュー対象商品: 魔王 (単行本)
閉塞感の漂う日本社会に訪れるファシズム支配の予兆。情報の洪水の中で自ら考えることを放棄し、雰囲気に流されやすい日本人の国民性。自らの保身や利益の確保を優先し、必要なことが分かってもできない政治家たち。そうした中に、強い決意と覚悟をもった独裁者が現れたら・・・僕たち日本人はなすすべなく飲み込まれてしまうかもしれない。 圧倒的な力をもった独裁者が作る未来。飲み込まれるのか、無駄と知りつつも抵抗し、自らの考えを貫くのか、それとも自らが、決意と力を持った「魔王」として君臨するのか。非常に重いテーマを投げかけてくる。 かといって、村上龍のような、激烈な文体の作品ではない。伊坂作品の軽やかさ、ウィットに富んだ会話の数々、センスのよさが本書でも遺憾なく発揮されている。とにかく伏線が見事。何気なく語られるセリフが要所要所で生きてくる。読んでいてうなることしきり。もちろん恒例の他作品登場人物のfeaturingもあり、ファンサービスも満点だ。 特に今回はタイトルが秀逸。シューベルトの『魔王』のおどろおどろしい旋律が、読書中ずっと頭の中で鳴り響いていた。 僕たち一人一人に、圧倒的な力の前に立つ覚悟を問う作品。おすすめ。
44 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
いかんせん消化不良のような気が・・・,
By
レビュー対象商品: 魔王 (講談社文庫) (文庫)
伊坂作品は、スト−リ−自体も良いのは当たり前だが、作中の台詞回しが絶品である。この作品も、理屈っぽいともいえる会話部分に、かなり楽しませてもらった。 特に新聞紙を折ると・・・の部分は私達の一般会話のネタにも十分使えるのでおいしい!! ファシズムの始まりって、こんなものなんだろうな?という説得力のある展開。 いつもながらの個性的な登場人物。 伊坂カラ−満載で、彼の作品以外の何者でもないのだが、いかんせん消化不良の感は否めないように思う。 盛り上がりにももう一つ欠けているような・・・・。 収録2話分の分量で”魔王”を書いて欲しかった。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|