個人的に大好きな、中世ヨーロッパ風の世界観の物語です。お城に暮らすお姫さま、そのもとにやってきた魔族の王子。このふたりの間に誤解やすれ違いがあったりしつつ、物語は進みます。
主人公のお姫様、ラズシエルがかわいらしくていかにも「お姫様」という感じで、そこに魅力を感じました。対する魔族の王子のルークはやんちゃ坊主……という感じで、そんな大人の理性では割り切れないふたりの恋愛がどう進むのか、どう成就するのかどきどきさせられます。途中では本当にこのふたりはくっつかないんじゃないかとはらはらさせられましたが、ちゃんとくっつきます。っていうのはネタバレじゃないと思うので書いておきます。そのはらはらが、物語の醍醐味と楽しませてもらいました。
ほかにもラズシエルの教育係のアルキスの意外な情熱とか、ラズシエルの憧れの騎士グレンの格好良さとか姉で王位継承者のミネルヴァの凛々しさとか。また普段の生活の様子なども、中世ヨーロッパ風の世界を堪能しました。