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魔物〈上〉
 
 

魔物〈上〉 [単行本]

大沢 在昌
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

北海道の麻薬取締官・大塚はロシアと地元やくざとの麻薬取引の現場を押さえるが、運び屋のロシア人は重傷を負いながらも警官数名を素手で殺害し逃走してしまった。その超人的な力にはどんな秘密が隠されているのか? --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアと地元やくざとの麻薬取引の情報が入る。現場を押さえるため万全の態勢で臨む大塚。だが、ブツは押収したものの、麻薬の運び屋であるロシア人を取り逃がしてしまう。ロシア人は、銃撃による重傷を負いながらも、警官数名を素手で殺害し、町へ消えてしまった。あり得ない現実に、新種の薬物を摂取している可能性が考えられたが、犯人は逃走する際に一枚の絵を大事に抱えていたという。この絵は一体何なのか?大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それがロシアの教会で百年にわたり封印されていたイコンであることを知る…。

登録情報

  • 単行本: 361ページ
  • 出版社: 角川書店 (2007/11)
  • ISBN-10: 4048737678
  • ISBN-13: 978-4048737678
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 465,396位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 二重の意味で、この物語には「魔物」がいます?, 2008/4/11
By 
lemonerika - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)   
レビュー対象商品: 魔物〈上〉 (単行本)
上下巻まとめて、です。

ロシアから手違いで運ばれた「イコン」に住む魔物。
魔物は、邪悪な人々に取り付き、超人的な殺戮を。
それを追う麻薬取締官の主人公と、偶然知り合ったロシアの美女。
舞台は、北海道から東京へ・・・・。
魔物を捕まえることはできるのか?
主人公は、自分の過去とどう立ち向かうのか?
という話です。

ストーリーも単純(次々ヒトに取り付く魔物を追う)、
登場人物も単純(過去を持つ主人公、恋人となる美女、不良刑事、やくざ・・・)、
魔物などの描写もありふれたもの、「あっと驚く展開」もないし、
どちらかというと、ステレオタイプな話で、どこにでも、ありそうな・・・。

けど、面白い。何が、どこが面白いか、わからなかったですが、面白かったです。
登場人物のバランス?描写の割合?それとも生理的なもの?読み手との相性??
よく分かりません。
この物語には「なにか(魔物?)ついてる」かぁ?

止まらなくなり、夜なべして、読みきってしまいました。

物語というものは、不思議なものだな、、とツクヅク感じ入りました。。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 古さを感じる, 2008/4/5
By 
kelly35 (東京) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 魔物〈上〉 (単行本)
久々に大沢作品を手に取ったが…
手慣れた感じがあって最近の気取った仕掛けや表現がないところは悪くない。
冒頭のロシアからの始まりは今後の展開を期待させる幕開けである。
そういう意味では面白そうだと思ったのだが。

まず、主人公のトラウマが今一つ共感できなかった。
一般人ならともかく、主人公は麻薬取締官という役職についているのだ。
たとえトラウマがあってもそこまで引きずるものなのかな、という疑問が湧く。
ここが決定的に弱いから最後の対決に迫力が出ない。
物語の非情な闘いの濃度が薄まった気がしてならない。

また、「魔物」の存在であるが、どことなく「フォッグ」を思わせる不気味さがあったのに、なぜ魔物としてこの世にとどまり続けたのかというところに説得力がない。
魔物がもっと人知を超えた存在になれば、たとえ荒唐無稽な話であっても、臨場感が失われることにもならなかっただろう。
トラウマのもとになった男と、魔物の動機が中途半端であるために面白そうな話が面白くなってゆかず、最後に取り残されたような気分が残るのがとても残念。
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5つ星のうち 5.0 ラストが良い , 2011/12/25
レビュー対象商品: 魔物(上) (角川文庫) (文庫)
 ドラマでもアニメでも小説でもご都合主義的に「キセキ」が使われる昨今の作品は多いが、この作品はラストまでそれが無い。イコンの魔物の事を知る主人公が仲間からも初めは本気で取り合って貰えないなか、刑事やヤクザがだんだん主人公の言う事を信じるようになっていくが、魔物は宿主が死ぬ前に近くの人間に乗り移る。都合良くキセキは起こらずわかりあったいろいろな立場の人間が死んでいく。そしてあのラスト、主人公が魔物に乗り移られる前にトカレフで己の頭を撃つ、だが拳銃は不発で魔物はイコンに戻り主人公は生き残る。それまでのストーリーが悲惨なため、ラストにだけご都合主義的な展開があると効果があるし物語も盛り上がる。
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