本作は久しぶりに一週間後の続きが待ち遠しくなる作品でした。
こんな感覚は本当に久しぶりだったようなw
この手の伏線と謎だらけで視聴者を引き付ける作品は、既に過去にも数え切れないほど作られていますが、視聴者の期待の高さもそれ相応にはね上がるためか、広げすぎた風呂敷をたためなかったり、最後をうやむやにしたり、はたまた視聴者の期待を裏切るような、はぐらかした終わり方で逃げたりして全てを台無しにするケースが多かったような気がします。
本作は今回そういった点に対して、スタッフが逃げないで向かい合い、凄く真摯に対応したと思います。
ああいった皆を助けるために自己犠牲になる終わり方は個人的には夢物語だと思いますが、それでも、皆誰しも憧れているところがあるのではないでしょうか?
予定調和の取って付けたようなハッピーエンドだと嘘臭いし、かといって殺伐とした終りではない、少々嘘でも皆の期待を裏切らないこの作品らしい締めくくり方になっているのでは、と思います。
そして、このお話を引き立てるために、話に負けないくらい魅力的なキャラクターを創出し、その心情描写、作画等、全般にわたって丁寧に作っていることが高評価につながったのだと感じます。
最近は、ゲームでもアニメでも日本はあんまり元気が無い様な感じになっていますが、このタイミングでこういった作品が出てきたことは重要じゃないかと。
アニメでも何でも、まだまだ日本のものつくりは捨てたもんじゃない、真摯に取り組んでお客様の期待にこたえられる商品を作れば物は売れる、当たり前のことなんだけど今の時代だからこそ改めて考えさせられる、そんな作品です。