前作から早2年。もう発売されないのかな?と落胆していたのですが、待望の新作がようやく発売されました。前作が若干だらけた感じだったので少し不安でしたが、読み終えた感想としては「やっぱり面白い!」というものでした。
第一作が発売されてからもう10年も経っているんですね。我らがスキーヴ君が教えられる立場から教える立場へと変わったのもうなずけるというものです。
本作の最大の見所はやはりスキーヴ君の教師ぶりでしょう。名前だけがどんどん有名になって、実のところ未だに大した魔術も使えない彼が、自分よりも魔術の実力のあり、一癖も二癖もある生徒たちを指導しなくてはならなくなったのですから、何も起こらないわけがありません。しかし、そこは会社代表取締役まで務めた『偉大なるスキーヴ』。持ち前の頭脳や人柄で次々に授業をこなしていきます。物語の後半では、彼らの意外な志望動機も明らかになり、最後まで退屈させません。また、本作ではM・Y・T・H株式会社の面々はもとより、過去の作品に登場した懐かしいメンバーたちが所々で登場し、旧来のファンとしては思わずにやりとしてしまいました。
刊行ペースには若干の不満はあるものの、相変わらずの面白さと次回への期待を含めて星5つとさせて頂きました。ただ、できれば次回作は1年以内に出していただけたらなあと思います。