能登麻美子は女神である。
少なくとも、その声は人間とは思えないほど、浮世離れしている。
ただ美しいとか、可愛いとか、そういった声とはちょっと違うのだ。
打算や嫉妬とは無縁であり、声優にはよくある媚びすらも皆無だ。
かつての宮沢りえのヌードのように、何の装飾も必要とせず、ただ
そこに存在しているだけで清々しく、ただ聞くだけで心が癒される。
林原めぐみのように、七色の声を操れるわけではない。小林沙苗や
朴ロミのように、あらゆる感情のうねりを表現できるわけでもない。
芸の幅が狭いと言われる事もある。だがそれは断じて否と言いたい。
能登麻美子は、演技している事を感じさせない。
能登麻美子は、技術による作為を感じさせない。
能登麻美子は、聴取者に自己をアピールしない。
その演技は水の如く、その精神は空の如く、その佇まいは風の如く。
凛として存在しているが、聴き手に何も強いず、何も押しつけない。
ただただ、与えられた役の精神の深淵の中に、どっぷりと浸かって
語りかけてくるのみである。
前置きが長くなった。
このゲームの予約特典「麻帆良学園の夜」は、そんな彼女の吐息や
喘ぎ声がばっちり収録されているという、恐るべきCDドラマだ。
買っちゃダメですぅ!