この50年は何ごともなく過ぎた。しかし、魔女が再びこの国に災いをもたらそうとしているというウワサがあった。だから、動く黒いお城や4つの細い小塔から黒っぽい煙が地平線に現れたとき、誰もが、魔女がやってきたのだと思った。ところが、そのお城は魔法使いハウルのものだった。ハウルは若い女の子の心を吸い取るのが好きだという。ソフィア、レティ、マーサのハッター姉妹はもちろん、女の子たちはみな、危ないから1人で街を出歩かないようにと注意される。だが、それはほんの始まりにすぎなかった。
この壮大なファンタジーのジグソーパズルの中では、見た目とは違って、人も物も平穏ではない。運命はもつれ合い、自分が誰かもわからなくなり、恋人たちは大混乱。「魔女」がハウルに魔法をかけたのだ。はたして、その魔法を解くカギは有名な詩の中にあるのか? ハウルのお城に入るソフィー・ハッターの身に何が起こるのか?
ダイアナ・ウィン・ジョーンズのうっとりするようなファンタジーはいつも驚きでいっぱいだが、魔法使いどうしの激しい最後の闘いが終わると、魔法のように何もかも元のさやに収まる。 --このテキストは、 マスマーケット 版に関連付けられています。
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魔法の品々を楽しむファンタジーというよりは、確かに恋愛物語の要素が強いかもしれません。でも、ふらふら出歩いているハウルの正体や、ハウルと火の悪魔の契約の、謎解き仕立ての面もあります。
ソフィーも、自分の呪いを解くために、努力しようとしています(解決の役に立ったかどうかはビミョーですが)。
ハウルの徹底したひねくれ方が、魅力的でした。
ハウルもソフィーも根性がヒネていて、「友達になりたくないかも」と初めの内は思ってしまうような、そういう登場人物が中心にいるお話は、リアルでおもしろい。
ソフィーが「ちょうど学校を終えた」年齢で、ハウルも「20代にはなっている」という設定なので、児童書としては登場人物の年齢が高すぎ、私は「小学生だったら結末が飛躍して見えるんじゃないか?」と思いましたが、その分高校生以上の人にもOKだと思います。
子供向けにしておくには惜しい!
大人も読んでください!もちろん、中高生の進路を考えている方にもオススメです。
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