すでに絶版になった旧版のことを考えに入れると、実に8年ぶりの新刊になります。
ロケットガールの続編は既にないものと諦めていたので、喜々として買いに走りました。
とはいえ、今回は完全書下ろしの長編ではなく、中編が一に、小編と掌編の間くらいの話が幾つか載った短編集という形です。
書き下ろしは中編のみでした。
あとがきによると、この中編だけで半年の執筆期間を必要としたというのですから、遅ひt(略
続編に対しての希望は捨てずにいたいと思います。
読んでみた感想ですが、やはり野尻抱介のライトノベルは他と一味違うと再確認しました。
やはり、宇宙開発(ひいては科学全般)への造詣がほかのライトノベル作家とは比べものにならない。
そのSF要素をストーリーの中に上手に混ぜ込む腕も、本格SF作家に全く劣らないものがあり、それをライトノベルという形にして起せる才能は偉大です。
今作のメインとなる中編は、マツリの話です。
これまでの三作で、あまり深い描写がされてこなかったマツリですが、今作では彼女のキャラクターが深く掘り下げられます。
(ちなみに、フランス娘は一切でてきませんでした……)