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魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)
 
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魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ) [文庫]

小野 不由美
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた者は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので、“高里は崇る”と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか?

登録情報

  • 文庫: 437ページ
  • 出版社: 新潮社 (1991/9/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101240213
  • ISBN-13: 978-4101240213
  • 発売日: 1991/9/30
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 現実に紛れ込んだ異邦人の物語, 2005/10/6
By 
ルクレツィアの娘 - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ) (文庫)
十二国記が出版されるずっと前に、この本が刊行されたとき、
現実的な部分とファンタジックな部分が交錯している
この不思議なホラー小説には感心させられた。
非常に良くできた「現実に紛れ込んだ異邦人の物語」であった。
とくにラスト。
広瀬のエゴイスティックな絶望感は、
あまりにも印象深く、強烈な記憶になっている。

十二国記シリーズはたしかに傑作である。
あの世界に触れてから、これを読むほうがもちろん謎も解ける。

でもその分、ホラーとしても十分楽しめたこの作品の鋭さが、
サイドストーリーに位置づけられてしまうのは
ちょっと惜しいような気がする。
だから
一番先に刊行されたこの「魔性の子」を読んでから
十二国記の世界に入り込むことを、あえてオススメしたい。

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31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 十二国を新たに知る, 2002/11/20
レビュー対象商品: 魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ) (文庫)
泰麒が蓬莱へと戻っている期間の物語です。
高里の周りではいつも不可思議な事件に溢れています。
彼に対し何かをすると報復を必ず受ける事に、それが
善意でも悪意であったとしても・・・。
教育実習のため母校に戻った広瀬はそんな高里に対し
自分と同じものを感じ守ろうとしますが・・・。

ホラー色が強く正直十二国記を知っていても『白い手』

には胸がドキドキとしてしまいました。
そして高里に対する周りの恐怖や彼自身の戸惑い、そし
て広瀬が実際に心の底で望んでいたものが物語が進むに
つれて分かってきます。

本当に面白い一冊ですので是非とも読んでみて下さい。

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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 十二国記の前に描かれた十二国記の物語, 2007/8/25
By 
mitui - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 魔性の子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ) (文庫)
小野不由美の十二国記シリーズを手に取ろうと思っている貴方には、まずこの1冊から読み始めることをお奨めする。

本作は同シリーズの外伝であり本編である。

シリーズの構想があった小野氏がまず執筆したのがこの作品であり、執筆順に読んで欲しいという理由以上に、十二国記を読む前と後では『魔性の子』という作品への印象が全く変わる、というのが最大の理由である。

実のところ、自分は十二国記本編よりもこの『魔性の子』の方が好きなのだ。

主人公広瀬と高里の周囲で次々と起きる怪異現象。
正体のわからないものへの畏怖・恐怖。
――この場所は己の在るべき場所ではない。自分は特別な何か、なのだと思いたい人間のエゴ。

ホラーとしても、人のエゴイズムを徹底的に抉りこんだ作品としても一級品。この醍醐味を味わえないのは、ある意味多大なる損失。
十二国記を読んでしまった後では、唯のサイドストーリーになってしまう。
是非本書から十二国記に親しんで欲しい。
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