熱心に研究される方にはどうかわかりませんが、駆け出しの魔術師や、魔術にちょっと興味がある方には、これ以上の一冊はないと思います。魔術とはなんたるか、実践に必要な準備はどうするかが簡単に書かれています。怪しい信仰的な内容ではなく、わかりやすく初心者のためのような説明がなされており、初心者には嬉しい一冊です。収録される魔術は、護符魔術と悪魔を喚起する、いわゆる黒魔術です。驚くほどの種類があり、とても楽しく実践的です。魔法円も付録されているので、この本のほかには特に必要になるものはありません(イノセンスやキャンドルが必要になることもあります)。歴史については内容が薄く、実践専用のようなものです。僕はこの一冊から魔術を始めるのがベストだと思います。というのも、血生臭い恐ろしい歴史を知ってしまう前に一つ、現代の魔術を知ることが必要だと思うのです。