元々タイトル名は「迷宮書架と魔書の乙女」だったらしいです。今のタイトルとは違い、良く言えば『重厚』、悪く言えば『お堅い』イメージに感じられます。
それで今のタイトルだと、中身の薄いドタバタエロコメディだろうなというイメージ。
タイトルだけでこんなにもイメージが違うんだなぁと改めて思い知らされました。正直軽い気持ちで購入してました。
実際に読んでみると仮タイトルと現タイトルのイメージをどちらも含んだ内容です。
しっかりストーリーもあれば、お約束のハプニング(狙いすぎだが)もあり、重すぎず軽すぎずのバランス加減で面白かった。
そして何よりヒロインが個人的にツボでした。
学園ではクラス委員を務めるイリーナは品行方正で文武両道、常に敬語(主人公相手でも)で生徒からの人望は厚く絶大な人気を誇る。
また、一般的には知られていない魔術師としの才能も持ち合わせているという優等生。
が。完璧に見えて実は人付き合いがかなり不器用。事務的な応対は得意でも雑談は苦手。
だからクラスメイトの会話の輪に入ることができずモジモジ、そしてお昼はなんとトイレで一人寂しく便○飯!
これだけ優等生ぶりを発揮しているのにも関わらず、友達が一人もいない。なんという不器用、なんという不憫、だがそこが可愛い!
そうなるに至った経緯もしっかり説明されているし、変な属性も無く、非常にわかりやすく惹きつけられる存在でした。
ただ、一冊でまとめるには少し無理があったのか、展開が早めで他のヒロインはあまり見せ場がありません。でもメインがとても良かったのでおまけで☆5にしました。
イラストも可愛く仕上がっているのでお勧めの一冊。