主人公の性格が好きになれませんでした。自分にコンプレックスがあるにしては普通以上に才能あるし、取り巻く人々とも上手く付き合えている。
多くの人が経験した事があるレベルの悩みなどを抱えて日常を過ごしているOL(この話では魔女ですが)の話を呼んでいる気分になりました。
自分の思い込みや感情だけでヒステリックになる部分も、考えが足りない面倒な女を見ている気分になり、冷める。
舞台はファンタジーだが、登場する人々はあまりにも現代人だ。 元恋人同士の喧嘩や浮気や女の情念みたいな物が描かれている小説は女性週刊誌を思い起こさせるので私はあまり好きになれない。
あと、小説で『〜(泣)』など使われると表現力が足りないのかと残念な気分になる。小説の文章はメールじゃないのだから。
街の構造や雰囲気や区画が表す闇の背景は良かったと思う。 いっそどっぷりファンタジーの不思議な本だったら読後感も良かったかもしれない。