最初の巻から、もっと言えば読み切りから知っているが、この展開を誰が予想できただろう。確かにはじめからから異端な漫画だったが、奇妙な「名探偵コナン」スタイル程度の認識だった。しかし、大袈裟かもしれないがこれは「20世紀少年」に劣らない最高峰のサイコ(ギャグ)サスペンスだと思う。ある雑誌に「DEATH NOTE」の後継者として挙げられていたのもあながち間違いではない。事実、大衆性こそないがファンは確実に増えてきている。今巻の見所は電人HALのスフィンクスとの対決。今のところネウロは順調に無茶苦茶に事を運ぶが、その裏でHALの本格的な作戦が動き始める、といった感じ。個人的にこのHAL編が一番おもしろいと思う。
常軌を逸した魔人であるネウロ。しかし対決する相手はバケモノと化した人間というのが現代サスペンスらしく、ファンタジーとリアルのバランスがいい。キャラやコマの使い方が個性的で極端なギャグもおもしろい。こう考えると以外と万能な漫画かもしれない。絵は上手いわけではないけど味があると思えばよい。普通の漫画に飽きた人、是非ご一読を。
あと目次の「まじんたんていのうがみねうろ」の羅列の中に「まじんたんていのうがみねうる」があった。これもオマケのひとつか?