原作が大好きなので、ココ最近の新企画ニュースラッシュには、盆と正月が3回まとめてきた様に喜び、踊らされています。
ネウロ初の小説化ですが、とにかく、最高です。
文字担当の東山先生の作品は拝見したことがないのですが、シンプルな文体で読みやすく、原作の空気を壊さない素晴らしい内容でした。
原作の漫画には、鋭すぎて読者が「大丈夫か!?」と心配になってしまうような風刺や皮肉が度々登場し、それがまた作品の魅力になっている感があります。それは、この小説でも同じです。
ハッキリとした描写は少ないながらも、ドキリとさせられる場面がそこかしこに…。
ダークな部分が、作品により一層のスパイスを加えています。
また、松井先生の挿絵の使い方が上手い。
ラフではありますが、主線が強調されていて見易いですし、ザカザカしているのがまた話に合っています。ちょろっと登場させた『彼』も、松井先生ならではのお遊び心?
ピンナップ裏面の「深海の蒸発」を発動させたネウロは赤マル用に描き下ろされたものですが、本誌掲載時とは若干違う部分もあり、面白いです。スクラップされている方は、一度見比べてみてはいかかでしょう。
“笹塚 衛士”という人気キャラの、謎に満ち満ちた「1年」…。
この作品の読者ならば、ファンならずともかなり気になっていた点でしょう。
その空白の一部分が、今回こうして補われました。
受け止め方は人それぞれだと思いますが、個人的には心から楽しめた作品でした。
一読することを強くお勧めします。
長文・乱文、失礼致します。
…余談ですが、この小説の一部分を読むと『殺し屋シュウ』を思い出します。