これまでの桐野作品とはがらりと作風が違います。
個人的には一昔前、宮本輝が好きだったけど最近の作家は殺人が多くて・・
とこぼしてそうな層に最適と思ったんですが、これは漠然とした感想です。
作品としては、昨今のやたら大冒険をする主人公ではなく
専業主婦の59才の女性が夫を急遽亡くし、生活・女友達・男友達・恋人・携帯・子供・・
少し冒険しては立ち止まり、1つ冒険しては2歩下がったりしながら自分探しをしてゆく内容です。
ちなみに私の母62才に手渡してみた所、一晩で読破して魂を奮わせてました
この本の最大の魅力は、50代以降の価値観に見事に会う等身大の内容だと思います
もちろん50代以下でも十分楽しめたし、印象に残る台詞もありました
男に対し信頼出来ないと女が思うのを、不満という言葉でかたずける男
男女の恋愛、加齢する親子関係、女友達との距離、そして夫婦
477ページたっぷり楽しみました