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漠然とした想いに駆られた主人公は「クルマ」の設計を始める。
そして遙かな未来、一枚の設計図が発見される。
それは元は意識の入れ物だった箱だけを残して滅亡した人類が描いた「クルマの設計図」だった。
人間と機械の境界線へのアプローチを続ける著者の、もっとも明快な答えの一つが本書であるといえるのではないか。
ここには人類を裏切る機械は存在しない。
ただ機械の望むように、自分の望むようにコントロールすればそれに忠実に答えてくれる機械「クルマ」が登場する。
「クルマ」への想い、「クルマ」と一体化する喜びがさわやかに描かれ、ラストには何か表現の難しい切なさが残る傑作。
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