チャクラの本は数冊持っていますが、この本が一番濃くて、現実的で、良心的な良書だと思います。ヨガなど東洋的な雰囲気の多いチャクラの本の中で、これは西洋的な観点の本です。
チャクラというとオカルト、宗教的な危うさがありますが、この本の著者は医師らしく、ヒーリングの観点からチャクラを分析して、自らのヒーリングの手法を紹介しています。
訳本ですので、細かいニュアンスが伝わりきらなかったり、不自然なカタカナ単語連発は仕方ありませんが、それでもかなりこなれた日本語になっており、訳本の中ではまだいくらか読みやすい方だと思います。
とにかく内容はびっしり、一つのチャクラについてページが沢山さかれていて、チャクラの具体的な意味、性質から、そのチャクラを活性化させるための具体的方法(イメージングの方法、瞑想の方法)も書かれています。ありがちな実際の経験談や前書きは少なめで、大半は、チャクラ一つ一つの説明にページが割かれています。心理学的なちょっとしたコラムもところどころに挿入されています。
残念なのは、全てが文字で、絵や写真はほとんど無い事です。説明した図のようなものはところどころにありますが、抽象的で詳しくはありません。
「綺麗な光が回っています」と言われても、どんな様子なのかよくわからないので、私にはチャクラが見えません。
その「回っている光」がある前提で話が進んでいくので、そこでつまづいてしまった私は、基礎が分からず応用だけに詳しくなっていく状態です。一冊に全てを求めるのは無理で、そのあたりは、多く出ている他の本でカバーできる事とは思いますが・・・
それでも、他の大判で薄い、写真や絵だらけの本よりは、ちゃんとした詳しい内容が書かれています。宗教的・超能力的なムードや勢いだけでごまかして説明せず、ちゃんと文章で事細かに説明をしてくれている点には、大変好感が持てます。
医師の書いた現実的な本だと書きましたが、サイキック・パワー、テレパシーの類にもそれなりに言及しています。
チャクラによっては、そういう機能を持ったものもあるという現実があるからだと思います。
とにかく瞑想、祭壇、パワーストーン、ヨガ・・・といった形から入る本よりも、まずはチャクラの本当の中身から理解していくという意味では本当に良心的な本です。
厚くてお値段もまずまずはりますが、中身を見れば安いくらいだなぁと思いました。
とにかく文字数が多く、瞑想も全て文字で書かれている為、この本だけでイメージングするのはかなり至難の業なので、絵や写真の多い本も一冊併せて読むとちょうどいいかもしれません。
少なくとも、他の本に書かれて無いような切り口の事や、詳しい内容が含まれた本です。