決して万人向けとはいえない濃い世界ですが、それだけに圧倒的なパワーがあります。
全32話の内、前半は容赦ないギャグの嵐です。
バカバカしくて笑うしかない、テンポのいい、それでいてちょっとジーンとしてしまうような人情味のある、とてつもなくヘンな話ばっかり。
しかしこの部分にこそアニメ男塾の旨味は凝縮されていると思います。
このパートにだけでも、この価格分の価値はあります。
中盤は、前半の味も残っているもののほぼ格闘技中心になります。
原作で言う関東豪学連VS男塾、「驚羅大四凶殺」にあたります。
伊達さんと三面拳は結構丁寧に描かれていたと思いますが、好みは分かれるところでしょうか。
後半は、前半とはうって変わって完全に格闘モノ。
格闘モノかどうかも怪しいくらいの奇妙な勢いはありますが、笑いの要素はほとんどなくなっており、しかも打ち切りのための急展開。
それなりな終止符が打たれますが、かなり残念です。
原作で言う「大威震八連制覇」にあたります。
次回予告は、半ばまでですが剣桃太郎が軽快なナレーションで笑わせてくれます。
OP・EDでは男塾の四季がいかにも日本的に描かれ、男臭いのに妙に美々しい。
一世風靡SEPIAの歌う世界と抜群にマッチしており、ファン以外にも評価の高い粋な出来です。
劇場映画版は男塾の1号生が夏休み(公開時期)に男を磨くため、世界を股にかけた格闘アスレチック、ビッグバトル・オーガストに参加すると言うもの。
1号生は入塾初期の面子にJに虎丸と、番外編特別編成です。
バトル中心とは言えアニメ初期のバカバカしいノリがそのまま出ており、超娯楽作になっています。
正直、これが全てセットでこの価格は大破格だと思います。
少しでも男塾が気になる方は、損したとは絶対に思わないでしょう。