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投稿者: 脳 (詳しいプロフィールを表示) 表題作「鬼」は、天保8年の大飢饉に見舞われた奥州の貧村と、1995年オウム事件直後の二つの舞台、飢饉の口減らしのために山中の深い穴に生きながら捨てられ飢えに苦しみ遂には先に死んだ子供の屍肉を食べるまでに追いつめられた子供たち、美大に通い民俗学サークルの仲間と旅行を楽しむ主人公たちの二つの物語・・・ストーリーはこの接点の無い両者の間を行き来して最期に、著者初とも言われた救いのある大団円に到達する。そこには、無惨な経験を「ゆるす」ことで救われるいくつもの魂を見る感動がある。巻末の著者インタビューに寄れば、そこには著者自身の魂も含まれるようである。「ゆるす」・・・むずかしいことだが、何よりも強い大切... 続きを読む |
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