身寄りのない少年心(こころ)は、目の不自由な妹夢(ゆめ)と共に小島に建つホオズキ学園にやって来た。島の住民は、学園の教師4名と学年の異なる生徒4名のみ。心はそこでリーダー格の少年から忠告を受ける。
『大人の言う事を信じるな』
『死にとうなかったらな』
彼の話では、以前在籍していた生徒が大人達によって消されたと言うのだ。
子供達の周りで不審な動きを見せる教師達、そしてついに犠牲者が……。
まだまだ話は始まったばかりで、小島には似つかわしい大きさの船着き場、学園全体を囲い込む金網、開かずの間にある登ってはいけない階段、不審な教師達、正体不明の白いワンピースの少女…等々、とにかく謎は深まるばかり。
また、子供達自身もそれぞれ問題や障害を抱えており、それがさらに緊迫感を高めている。
かなり面白く読めたのだが、こちらの期待のハードルを随分上げてしまった訳で、これは余程の着地点を用意していないと完全な肩透かしに終わってしまう怖れがあり、今後の展開に期待半分不安半分だ。