ハルのいたずらもからかいも、ただひたすら弟−−「吾朗のため」のものだったと分かれば、ね。
今巻では、水野の出番が多かった印象。ダウナー系のこの彼女、見事に吾朗とのフラグが立ってませんねぇ。ハルが思わず安心する吾朗への引き具合気持ち悪がり具合、姉弟愛も過ぎれば周りはやはり引くだけなのですね。しかし吾朗、思春期とはいえ女性に対し気が多過ぎでしょうよ……。
巻末の吾朗の引き篭もりの過去、それを前にしてのハルの姿に今巻ではとにかくヤラれました。これがあったから今の2人の姿がある、関係がある、楽しい毎日がある……。こんな姉、私も欲しかったです。
他には楓とハルという、吾朗の実の姉と義理の姉の実にびみょーな関係と共通しての弟思いな部分が、読んでいてとても良かったです。愛されてるなあ、吾朗……。ハルの同級生達のはっちゃけぶりも、ハルの開けっ広げなところも大いに笑えました。読み終えてみれば面白いところばかり、次巻が本当に待ち遠しいです。