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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
表題の『高野聖』のレビュー,
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レビュー対象商品: 高野聖 (角川文庫) (文庫)
表題の作品他四篇が収められていますが、ここでは『高野聖』についてレビューを書きます。旅僧が、旅の道連れになった男に寝物語として語る形で物語が進んで行くのですが、最初はこういう文体に不慣れなせいもあって、なかなか意味がすっと入って来ませんでした(^^;しかし二度三度と読み返すうちに、すらすら理解出来るようになって、そうなると独特の語り口調のテンポや豊富な擬音語、擬態語が楽しく、また旅僧のスリリングな峠越えの場面でははらはらし、山奥で出会った女の妖艶な美しさの描写にはぞくぞくし、最後に女の秘密を知るところではあっと驚いてさらにまた初めから読み返したくなる・・・という、何回読んでも新しい発見のある作品でした。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
泉鏡花はすごいストーリーテラーである,
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レビュー対象商品: 高野聖 (集英社文庫) (文庫)
聖性と恐怖とエロス、そしてイニシエーション。これらはホラー小説の定番であるが、「高野聖」にはそれらが見事に揃っている。深山の奥に住む謎の美女と若い僧のストーリーは、その設定の見事さにより、読者の好奇心を刺激する。怖いものみたさを喚起する。 いかにも怪しいシチュエーションは、「これは事件が起こる」と予感させ、それは性的な誘惑を伴うはずであると確信しながら、ページをめくる。 泉鏡花は傑出したストーリーテラーである。 読者は「この女は怪しい」と感じながら、一方で惹かれていくのである。 エンターテイメントとしての完成度は相当なものだと思う。 日本文学最高の幻想小説です。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
冗長さの無い、優れた文力。,
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レビュー対象商品: 高野聖 (角川文庫) (文庫)
現実に肉薄しているような実感味の溢れる描写に惹き込まれる。独自の世界・雰囲気を確立している作品ばかり。 「高野聖」「義血侠血」が特に素晴らしい。 あっさりとした締め括りが特徴的で、その潔さも好印象。
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