しみじみと優しく、いとおしい作品集です。 片足だけ靴ばきで、摘んだ花を握り 幼い女の子に戻ってしまったおばあさんを 温かく連れ帰るおじいさんの帰り道の、優しく少し寂しげな笑顔。連れあいのお葬式に喪服を着込み、泣いてはいないが途方にくれた寂しさが小さな全身から伝わる、おばあさん。ただ明るく可愛らしくパワフルなお年寄りばかりではなく そこにはよく見ると、切なさやリアリティがあります。私は人形劇団の代表で人形自体も作ってますが「本物ソックリなだけならマネキンで充分」と よく言います。高橋まゆみさんのお人形には「心」があります。