この本、ひそかに、すっごくいい料理本です。
しっかりと料理の基礎から教育された高校生レストランのレシピは、しっかりプロフェッショナルの仕込みです。若向けの脂こってり、肉だらけ、甘いものだらけ、などというハイカラなものは一切なく、ほとんどのものが「だし」を使う純和食。絶妙な日本の味を、4人分の分量で的確に再現できるようにしてくれています。見開きに一食のレシピの掲載があり、説明は簡素。でもそこがまた、一見難しそうな白和えや茶碗蒸しを、基礎からきちんと作ってみようかしらという気にさせるのです。
ひみつのレシピを、そのまま、自分のイチオシの料理にしたい、そんな風に思える、基礎に少しひねりを加えた健康志向の料理。ひとつひとつのレシピがとても厳選されていて魅力的です。
欲を言えば、値段が高い。レシピ数の割に、ふつうの料理本より割高です。良書なので、もう少し値段が安ければ、たくさんの人に買われると思います。