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高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)
 
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高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書) [新書]

松井 彰彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

社会科学を塗り替えつつあるゲーム理論は、「人と人のつながりに根ざした理論」である。環境問題、三国志、恋愛、いじめなど、多様なテーマからその本質に迫る入門書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松井 彰彦
1962年生まれ。東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学M.E.D.S.にてPh.D.取得。ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て、東京大学大学院経済学研究科教授。エコノメトリック・ソサエティ、フェロー(終身特別会員)。「ゲーム理論の観点から社会現象全体を解釈しようとする研究」により、学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。国際的な業績を挙げた45歳未満の経済学者に贈られる日本経済学会中原賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 175ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/4/7)
  • ISBN-10: 4480688382
  • ISBN-13: 978-4480688385
  • 発売日: 2010/4/7
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
ちょっとでもゲーム理論に興味があれば是非読んでほしいと思います。
内容は、難しすぎません。数式もでてきません。

ただ、その分、公式丸暗記ができないので、
何度もよんでしっかり内容を理解する事が肝心です。

公式に惑わされて本質がわからなくなる私にはぴったりの本でした。
このレビューは参考になりましたか?
56 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mocobaka VINE™ メンバー
形式:新書
 本書は、「高校生からのゲーム理論」と書いているように、高校生以上を対象としている。
 本書を読破後、難しいことを簡単に説明する能力の高さ(絵本を書かれた経験があるせいか、読んでいて何だかホッとした)、豊富な事例(19も!)と分野の広さ(歴史、サッカー、哲学、環境問題、エア・ドゥ、論理学、宗教、etc.)、160ページ以降の展開に、読破後には放心状態になった。

 本書を通じて、全国民がバイブルとして読めば日本は変わるかもしれないと思った。この本を読むことで、ゲーム理論が多分野で応用可能であること、並びに身近な出来事に置き換える(=イメージする)ことが可能であるかを再認識した。
 特に、160ページ以降を読むと私が言いたいことが理解できると思う。高校生はもとより、新社会人の研修テキスト、大学の教養レベルのイチ押し、職場の勉強会もどきのテキスト、カツマーのように1冊の本を読み、ある場所でそれについて話し合う本として最適ではないかと考える。

 一例を挙げると、ゲーム理論を学ぶ(!)第一原理として、松井氏は序章で「自分が当事者でありつつも、外から見る目を養うこと」を挙げていた。そして、あとがきで「相手のことを思うこと」をゲーム理論を活かす(!)第一原理として挙げている。
 松井氏が挙げたゲーム理論を“学ぶ”第一原理と“活かす”第一原理は、福祉の分野でも十分に応用可能だと考える。具体的には、「利用者のことを考える」は“活かす”第一原理に相当し、「客観的な視点を持つ」は“学ぶ”第一原理に相当するのではないか?

 「利用者のことを考える」は、福祉に限らずあらゆる分野に該当するだろう。相手(=お客様)のことを考えないで、一体何ができるのか?
 一方、「客観的な視点を持つ」は、社会福祉士やケアマネの研修を受講すると耳にタコができるほど聞く言葉である。“利用者のことを考えつつ、客観的な視点を持つ”―簡単なようで実際には難しい。
(中略)
 私も日々自問自答するが、最近になって上記に必要な考え方が何かがおぼろげながら浮かび上がってきた。それは“論理的思考力”であり、ツールのひとつとしてゲーム理論が有効なのではないかと考えている。

 本書は、どこからでもつまみ読みできるよう構成されており、節単位で読んでもゲーム理論の考え方が理解できた。また、読破することで自然と自分の得意な分野とそうでない分野を把握できた。
 私のような北海道民は、本書を手にとったら速攻でエア・ドゥの節(p.90-97)を読まれると良いかもしれない。

 ただ、読んでみるとひとつだけ気になる点が合った。それは、高校生には少し酷なレベルかもしれないと感じたことである。
 SSH(スーパーサイエンススクール)レベルの高校生には丁度いいと思うが、私のような平凡な高校レベルの生徒には少しレベルが高いかもしれない。それでも、負けず嫌いでがむしゃらに読むのもいいと思う。
 1節でも理解できれば、ゲーム理論への扉は開かれるのだから。わからないところがあれば、わからない分野に詳しい先生に聞けばいい。

 また、本書は慣習と規範、障害と経済、帰納論的ゲーム理論を平易に説いており、松井本の入門書にもなっている。本書を通じて「慣習と規範の経済学」で松井氏が何を言いたいかを理解することができた。

 最後の“◎もっと勉強したい人のために”を見た瞬間、冊数の少なさとハードルが低くないことに驚いた。松井氏の愛情なのかもしれないし、枚数の関係かも…
 他にも、ゲーム理論の著作は星の数ほどある。ただ、私が学生時代に参考にしたゲーム理論本の一部は、現在では古い考えしか記述されていないので有用ではないことを知った。

 おまけとして、以下にゲーム理論の用語を箇条書きする。
(1)ゼロサム・ゲーム【p.19-20】:自分と相手の利得を足してゼロになること。
(2)チキン・ゲーム【p.20】:自分と相手の利得を足してもゼロにならないこと。
(3)ナッシュ均衡【p.22】:チキン・ゲームによって生じる安定的な点のこと。
(4)囚人のジレンマ【p.23】:協調より裏切りのほうが得すること。
(5)インセンティブ【p.103】:アメとムチ。
(6)バックワード・インダクション【p.88】:後方のほうから解いていく解き方。
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形式:新書
本書ではゲーム理論の触りの部分を知ることができます。
ゲーム理論というのはTVゲームの作り方とかそういう類のものではなく、簡単にいえば人間関係を可能な限り数学的に分析しようというものです。いじめの原理とか、サッカーのPKのときに何を考えるべきか、なぜ妻は結婚してから口うるさくなるのか、などをガンガン分析していきます。「ゲーム理論」という名前の由来も面白いです。ちょろちょろっと数字が出てくることがありますが、中学生レベルの数学力で十分対応できます。

私は経済学部の人間で、昨年中はゲーム理論の講義などを受けていましたが、正直に言ってこの本の方が講義より圧倒的に分かりやすかったです。90分×十何回分の講義にかけた時間を返してくれよ…
本自体は1.5cmくらいの厚さの割にページ数も文字数もそれほど多くないのでパパッと読んでしまうことができます。
ゲーム理論の恐ろしいところはあらゆる分野に利用できるという点なので、単に知識としてこういう理論を学びたいって人のほかにも体育会系スポーツなどにも役に立つのでぜひおススメします。

数学的に結構ガチで取り組みたい方はこちら→経済学のためのゲーム理論入門
上は高すぎて買えないけど、入門レベルでの数学的な記述をなるべく損ないたくない方はこちら→ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)
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