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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
維新回転の魂,
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レビュー対象商品: 高杉晋作(上) (講談社文庫) (文庫)
司馬遼太郎の「世に棲む日々」と比べて読むと面白い。司馬の主人公に対する独特の俯瞰的距離感と小説としての面白さに比べ、池宮作品は、様々な俗説の混じる中で史実に迫ろうとする直線的な仕上がりになっている。維新回転は、大きな歴史の流れの中では必然と言えるが、具体的な事象としては、高杉晋作と、彼の持つ「運」や「天賦の才能」なしでは起こりえなかったと納得させられる。 筆に勢いがあり、一気に上下巻を読ませてしまうパワーとテンポ感を持った快作だ。
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
高杉の魅力は長州の魅力,
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レビュー対象商品: 高杉晋作(上) (講談社文庫) (文庫)
少なくとも<上>の途中までを読んだ限りでは、なかなか高杉晋作の魅力が見えてこない。だから、私は最初、本書を読むのを途中で辞めてしまった。
どうも自分の「知っている」高杉と違う気がしてね。 ところが二回目に読んでみて、その<上>の若干前振りな部分を過ぎてみると、これがあなた、おもしろいんだなぁ。 そうか、高杉晋作の、我々が「知っている」と思っている部分の多くは、後の世の創作だったのか、って納得がいった。 しかも、「実の」高杉もおもしろい。創られた像より、真摯におもしろい。 しかし、何よりおもしろかったのは、高杉の魅力を創ったのが、長州という藩そのものであることがわかって、これが実におもしろかった。 脱藩した坂本龍馬、最後まで藩主をだまし続けた西郷・大久保、らと違って、長州の面々は、藩主から丸ごと反幕革命に走った歴史の中で、いかに高杉が長州という藩に愛されたか。そして、彼の才能を育て摘まなかったか。 それが、側聞や創作を排除して、きちんとした史実から浮かび上がらせている本書は誠実で、きっちりと創られている。だらか、妙に固いのか、と言うともちろんそんなことはない。だって、相手が高杉なんですから、多少抑え気味にでも書かないと、はねてはねて大変ですよ まだ<上>を読んだところですが、天才とは天に授かった才能であることがよくわかる話でした。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
高杉晋作なくして明治維新はありえなかった,
By ロード愛好者 "ロード愛好者" (愛媛県宇和島市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 高杉晋作(上) (講談社文庫) (文庫)
この本を読むと坂本竜馬や西郷隆盛、伊藤博文などがすべて小者に思えてきます。
彼こそが持続した強い意志をもって長州を復活させて明治維新を成就させた第一の功労者だと この本は教えてくれます。 彼の名が昨今取りはやされている坂本竜馬などに比べてあまり聞こえてこないのは 維新が成立する前に死んでしまったことと、彼の情熱が長州藩の復活ということに 集中して注がれた為に偉業としては狭いもののとして扱われてしまったことであると 思うが、 長州藩の復活なくして明治維新は成り立たなかったことと、後の新生日本を作り上げた人物が強く 晋作の影響を受けていることからも彼は大一級の革命者だと思います。 史実に忠実でありながら痛快に読める最高の歴史書です。
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