いつか読みこなしたいと思っていたオースティン。
図書館で借りては、文庫を買ってみては、上巻を読み終えることなく挫折。
新訳ならばと挑戦。
がんばって上巻を読破し、下巻へ。
がんばることなく、こちらは楽しく読み終えた。
ヒロインであるエリザベスの言動は、小気味よい。
ダーシーとの出会いから、結末までの紆余曲折、
それが物語の核であるが、
それだけでは、この物語の良さは語りつくせないだろう。
エリザベスの父の愉快なまでの存在感。
そこまで妻を軽んじていいのか、
エリザベスの妹たちへの、辛辣な評価。
確かな評価であるが、父がそんなでいいのかと思ってしまう。
でも、誰かが語ってくれないとすっきりしない。
恥ずかしくなるくらいの母。
あきれる妹。
わたしおそう思う。
それぞれの人物が言うべきことを言い、
やるべきことをして、おさまった。
そんな感じがした。
と、思わせるところがオースティンの巧さなのだろう。
時代背景、当時の慣習、あまり考えることなく、
物語を楽しんだらいいと思う。
解説をこんなに興味をもってよんだことはない。
きちんと説明してくれているから大丈夫。
少しはいりこめないな、と思っても
ちょっとだけがんばれば、ぐっと入り込んで楽しく読める。
ぜひ!