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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ニュアンスの再現によって表現がやや冗長に,
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レビュー対象商品: 高慢と偏見(上) (光文社古典新訳文庫) (文庫)
『高慢と偏見』は、中野好夫訳、中野康司訳と名訳が二つある中に、さらに今回、小尾氏の新訳が加わった。小尾訳は、今では使われなくなった原文の表現のニュアンスを再現しようとしている。例えば、原文に頻出する「Mr.Bingley」「Mr.Darcy」などを、地の文ではすべて「ミスタ・ビングリー」「ミスタ・ダーシー」と表記し、会話の中では「ビングリーさま」「ダーシーさま」と訳している。他訳が「ダーシー氏」、会話では「ダーシーさん」になっているところを、あえて昔のニュアンスを強調した。だが、現代の翻訳としてそれが良いかどうかは別問題だと思う。地の文の「ミスタ・〜〜」はやや鬱陶しいし、リジーがダーシーを呼ぶときに、他の人との会話の中でも、直接に相手に言うときでも、すべて「ダーシーさま」なのは違和感を感じる。現代日本人が普通に言う「ダーシーさん」でよいのではないか。原文のニュアンスを再現し過ぎると、日本語が冗長になってしまうのだ。二度目のダーシーのプロポーズにリジーが答える有名な場面を、既訳と比べてみよう。「彼の立場の並々ならぬ気まずさと、心もとなさを感じとったエリザベスは、思いきって口を開いた。そしてさっそく自分の気持ちをぽつりぽつりと彼に伝えたのである。あのときからこちら、自分の気持ちは大きく変わっており、そちらのいまのお気持ちをありがたくうれしくいただきたいと思っている。」(小尾訳、下p286)/「エリザベスはダーシーの苦しい胸の内を察し、早く何か言わなければと思い、たどたどしい調子で答えた。自分の気持ちは、あの四月以来すっかり変わり、今は感謝と喜びをもって、あなたの愛を受け入れることができます、と答えた。」(中野康司訳、下p268)
5つ星のうち 4.0
古典的な訳です,
By C&D (関東) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 高慢と偏見(上) (光文社古典新訳文庫) (文庫)
好みだとは思うのですが、ちょっと古い雰囲気を出しているのでしょうか。はつらつとした感じが弱いです。(古典を訳すのだから、古典的にというのであれば成功なのだと思います)私は古典でも、当時は現代小説だったわけなので、いまの現代に照らし合わせた訳が好きです。ですが翻訳はいくつもあったほうが英語のニュアンスをどうとらえるか?という選択肢が増えるのでどんどん出てほしいです。
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