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高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫)
 
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高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫) [文庫]

小路 幸也
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ぼく、また死体を見つけてしまったんです。これで10人目なんです。

高くて広い空に囲まれた街で起きる不思議な事件。少年・ギーガンは知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていく。第29回メフィスト賞受賞作家が放つ会心作!

「どうして俺たちみたいな人間が存在するのか、俺たちにもわからないんだ。俺たちさえいなけりゃこんなことも起こらないのに」「そこにもう一人のぼくがいるような気がするんです。見えない闇の世界にいるもう一人のぼく」
大人の世界には君たちの知らないことがたくさんある。


--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ―。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガン。また見つけてしまった10人目の死体。現場には革ジャンの男が現れ、「犬笛」の歌声が聞こえてくる。父さんはなぜ自殺したのだろう。謎の糸が少しずつ解けていく優しいミステリー。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/2/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406275973X
  • ISBN-13: 978-4062759731
  • 発売日: 2008/2/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編?第2弾?
「解す者」と「解される者」の存在がこの物語でも
出てきますが、
それは後半のお話で。
前半は
何故だか死体をよく見つけてしまう少年ギーガンを中心とした
少年少女たちの青春物語、もしくは学園物として読めるものです。
その中に事件があって
その事件を巡って核心に迫って行くのが後半。
ただ後半があっけなかったなぁ〜、という印象。
だから前半の物語にどうしても目が行きがちです。
ギーガンが死体を見つけてしまうのは
結局「解す者」と「解される者」と関係があるのか、
何故ギーガンにその能力(?)があるのか、
すべて「解す者」「解される者」で片付けられているような気がして
勿体なかったなぁ〜。

というのが印象でした。

ノスタルジックな雰囲気はたっぷりあるんだけど
今回はあまりそれに乗れなかったなぁ〜。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編というか第2弾としてみるべき作品でしょうね。でも、これを先に読んでもわかるようにはなっています。2冊とも表紙のイラストが荒井良二氏のものです。荒井氏は、確か角田光代さんの『空中庭園』の表紙も描いていましたが、いつもその本の内容とぴったり同じ、意味のあるイラストなんですよね。だから、読み終わって眺めると、あ、あの場面だ・・・・・・とか、これは誰だとかがよくわかって楽しいです。

高くて広い空がある町で、主人公の少年・ギーガンが、事件に巻きこまれていくなかで、彼を取りまく友人達が生き生きしていて、元気がよくて、事件は重要なこの作品の中核ですが、青春小説あるいは学園物として読める要素、大です。“鎌倉のばあちゃん”が、かっこいいです。

前作でもそうでしたが、ありそうだけれどどこにもない町の、空間をうまく作り、登場人物の性格を一人一人描き分ける小路氏、丁寧に作品を作っているという印象をうけます。

死体を見つけてしまうギーガンを支える“鎌倉のばあちゃん”の言葉が、あっさり、でも、きっぱりしていて気持ちいい。また、柊くんをはじめ、ルーピーたちのギーガンへの温かな想いが、とても優しくて心地よかったです。

事件はまた、例の「三者」の意味づけによって謎解きされるのですが、前作で引っぱってきたことが、繰り返されるだけなのが、少々不満。読みようによっては、はっきりとした輪郭があるよりは“そういうもの”として理解しておくほうが、余韻めいててこの作品には合うのかもしれませんが。

にしても、ベイサンやユウイチさん、小さな少年などの人は、前作の“あの人たち”?名前が違っているけれど、すごく気になります。
ギーガンへ素敵な言葉と想いを託して、去っていった彼ら。ギーガンの心の扉が開かれるところは、ルーピーの熱い気持ちと重なって感動でした。

このレビューは参考になりましたか?
By 大空
形式:文庫
最後の最後で、ああこれって『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編だったか〜
と気づかされた。
前作もだったけどこういうSF的?展開にビックリします。

それまでは淡々とした情緒あふれるミステリーなので。

前回も思ったけど恩田陸の『月の裏側』『常野物語』に似てる。

この人の作品は登場人物が魅力的なのがいいですね。
このレビューは参考になりましたか?
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