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高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)
 
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高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション) [単行本]

スタニスワフ レム , Stanislaw Lem , 沼野 充義 , 巽 孝之 , 芝田 文乃 , 加藤 有子 , 井上 暁子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

発明と読書と秘密文書作成に明け暮れた、恐るべき子供時代の記憶と、SF・構造主義・文学等をめぐる大胆かつ精密な議論&エッセイ。作家レム誕生前史とその思考を示す、レム・ワールドのふたつの極地。

内容(「MARC」データベースより)

ナチスドイツ侵攻前の古都ルヴフで医者の家庭に生まれ、ギムナジウムに通いながら発明と読書に明け暮れた少年時代。その驚くべきエピソードを綴った濃密な自伝的小説「高い城」と、論争的エッセイの数々を収録。

登録情報

  • 単行本: 443ページ
  • 出版社: 国書刊行会 (2004/12)
  • ISBN-10: 4336045062
  • ISBN-13: 978-4336045065
  • 発売日: 2004/12
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 535,485位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
レムの作品をある程度読んでいる人なら、迷わず買うべきです。文学エッセイと言いつつ、これもれっきとしたSFだと思いました。
彼の作品で、所謂3部作と呼ばれる「エデン」「ソラリス」「無敵」を発表年代順に読めば明らかなように、「未知」に対しての人間の存在、というか有り様について、レムが一種の回答を持ってそれぞれの作品に取り組んでいたことが、そのままそれぞれの作品のテーマとなっているのですが、本書を読んで新たにそのテーマの真髄が確認できます。その昔、多くのSF作家の構成主義的作品を強く非難していたことや、ディックと喧嘩したことなど、レムには逸話も多いですが、ここまで一貫している作家は他にいないかもしれません。
先日読売新聞に掲載されていた沼野氏による作品紹介も、非常に興味深い記事でした。多くの人がこの作品を手に取ることを期待させます。
サンリオ文庫なき今となっては、レム作品に限らず、国書刊行会には大いに期待するところですが、「マゼラン星雲」は…やっぱり一生読めないのかなぁ。
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形式:単行本
最初の「高い城」は幼少期からの回想のようなもので普通によめましたが、その後の論文は典型的なSF文学論で兎に角難解、韜晦、晦渋、と三拍子揃った難しさで私のような者には歯が立たない高等な理論でした。ただ、SFは文学でなければならず、世界、地球、文明に寄与ないし発展に貢献しなければならない、という著者レムからのメッセージは行間からひしひしとえ伝わってきました。この人のSFがE・R・バロウズやレイ・ブラッドベリ等の作家とは位相の違う地点で一人孤高のSFを追及しているのもなんとなくわかりました。個人的には吉田健一の文学はあまり真面目に読むものではない、という文学論を信奉しているのでここで展開されるレムの文学論にはもろ手を挙げて賛同は致しかねますが、そのSFに対する熱意のようなものには感銘を受けました。
値段も高いし難しい本ですがSFに興味のある人は読むべきだと思います。
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