表題作の「髑髏検校」では殺人はありますが
トリック等は全くでてこなく、事件を招いた黒幕はいますが
ラストは予想通りの展開になるためミステリーではありません。
どちらかといえば時代ホラーという感じでしょう。
お勧めは表題作ではなく、「神変稲妻車」です。
この作品は忍術あり、戦いあり、陰謀ありと言った
何でもありの時代小説となっています。
ある敵対する両家の間で「笛」にまつわる揉め事が起こるのです。
二転三転とする物語の展開には目が離せません。
そして、クモザルを連れた少年、伊那丸、
許婚に逃げられ、その女性を貶めようとする稲妻丹左。
と言った様々な濃い人物が活躍するのです。
そして最後の予想外の展開。
これはよかった、とおもえるでしょう。