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骸の爪 (幻冬舎文庫)
 
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骸の爪 (幻冬舎文庫) [文庫]

道尾 秀介
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師が一人消えていた。道尾は、霊現象探求家の真備、真備の助手・凛の三人で、瑞祥房を再訪し、その謎を探る。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。

内容(「MARC」データベースより)

ホラー作家の道尾は、取材のために訪れた瑞祥房で、口を開けて笑う千手観音と頭から血を流す仏像を見た。話を聞いた真備は、早速瑞祥房へ向かう-。20年の時を超え彷徨う死者の怨念に真備が挑む、シリーズ第2弾。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 486ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2009/09)
  • ISBN-10: 4344413601
  • ISBN-13: 978-4344413603
  • 発売日: 2009/09
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:新書
道尾作品は、綾辻行人や京極夏彦からの影響が取りざたされているようですが、
少なくとも、本作から受ける印象は「横溝正史の隔世遺伝」といったものです。

横溝の世界観を違和感なく、現代にアップ・トゥー・デイトさせた物語――、
という解釈が、個人的に一番しっくりきます。

その印象を裏付けるものとしては、『獄門島』 の「気ちがいじゃが仕方がない」
を彷彿させる言葉の聞き間違い、あるいはダブルミーニングが多用されている
ことが挙げられます。

真夜中に響く「……マリ……マリ……」という不明瞭な声、探偵役のバツニという言葉、
そして、「鎌で、あの人は――私が殺した」というある人物の告白……。

一つひとつを見れば、他愛もないダジャレめいたものなのですが、聞いた人が
勘違いし、しかもそれが他に連鎖していくことで、「不可解な連続殺人事件」
というメカニズムを駆動していくことになります。

著者は、あるインタヴューのなかで、本作について以下のように語っています。

  〈「単純な連続殺人ではなく、一つの死自体が別の死を呼び込み、
   それが連鎖してしまった」という不運を描いた話〉

これに続けて、犯人が仕掛けるトリックはあまり重視しておらず、むしろ
〈「トリックが人を殺す」ような話は書きたくない〉とまで述べています。

人を殺すのはあくまで人であって、決してトリックではない――、と。

かねてから著者は、「本格ミステリは人間を描く手段として最も有効だ」という主旨の発言
を繰り返していますが、その真骨頂が、本作において余すところなく発揮されています。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tabopapa トップ1000レビュアー
形式:単行本
道尾、真備、北見のトリオが活躍する本書は、「背の目」の続編的な小説。怪奇現象を解き明かす中で関係者の思い込み事態を複雑化し物語を作っていることがわかる仕掛けは、前作と同様。後になってわかる伏線の張り方は非常に緻密で、改めて著者の構想力の高さを証明していると思う。この仕掛けが嫌味にならず、最後までハラハラさせる物語に仕上がっている心地よい読後感を与えてくれ、著者の他書も読んでみたくなる。
ホラー、ミステリー、各自色々な楽しみができると思うし、描かれる背景の描写は平易な言葉を使っているが相変わらず美しいと感じる場面が多い。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By RB トップ500レビュアー
形式:文庫
滋賀の山奥の仏像工房を舞台とした本格的なミステリー。
読み応え十分です。
仏教、仏像に関する記述も丹念な取材を感じさせ、ストーリーに重厚さを持たせます。

次々に起こる事件。20年前の事件とのつながり。
ホラーの要素を取り入れながらも、論理的ななぞ解きで納得のいく結末でした。
序盤の謎もきれいに説明されています。
ミステリーの王道をいく登場人物の設定が、安心の展開を約束します。
逆に言うと、道尾秀介作品にしては意外性が少ないです。
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真備シリーズ第2弾!
伏線が至る所に張られていて、どんどんと
繋がっていくのが読んでいてすごい気持ち良い。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ヒデ
探偵役の真備が魅力
「真備霊現象研究所」の二枚目探偵役がかっこいい。仏像工房という舞台もおどろおどろしくて良かった。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: くわもちじんぺい
もう一度読む
犯人を知った上でもう一度読むと面白い作品かもしれません
だいたい終盤で犯人がわかるんだけどそれまでに物語がちょっと長過ぎたかも?!... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: snow land
国内出張の移動時間中に読むにはちょうどです。
紀伊国屋で、カバーと書名が目に留まり、購入してみました。
読んだ感想としては・・・... 続きを読む
投稿日: 2010/5/17 投稿者: tshuko
真備シリーズ第2弾は、本格謎解きミステリ。
真備シリーズ第2弾は仏像の怪。頭から血を流す仏像、笑う仏像の謎に真備先生が望むわけだが、今回は怪奇現象というよりも、20年前の失踪事件と弟子たちの連続失踪事件のな... 続きを読む
投稿日: 2010/3/14 投稿者: kirin70
持ち味である"異界性"の無い小じんまりとした作品
「背の眼」に続く真備庄介シリーズ第二作。前作同様、ミステリ作家道尾秀介自身を記述者にした作品で、モチーフは"仏像"である。「背の眼」では作品の異界性とミステリ的解... 続きを読む
投稿日: 2010/2/21 投稿者: 紫陽花
天才の技に酔う一作。
天才・道尾ワールドの楽しさ全開。

リュウゾウ、マリ、暴悪笑面、七福神・・ちりばめられた言葉と独特の感性。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/21 投稿者: pampino
仏様
トリック? 二十年前の事件! 不可避の運命?

終盤のトリックにはやられました!
二十年前の事件 有り得なくも 納得!... 続きを読む
投稿日: 2009/12/15 投稿者: きょん045
大小多くの謎が最後にはうまく収束
この作品には、大小多くの謎が散りばめられている。最大の謎は消えた仏師の謎であるが、その他にも、不気味に笑う千手観音や血を流す鴉枢沙摩明王の謎、返品された仏像の謎、... 続きを読む
投稿日: 2009/12/6 投稿者: 風竜胆
京極?
ミステリファンを唸らせた長編傑作!というので楽しみにしていたが、どちらかというと京極堂をそのまま柔らかくした作品、という印象。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/13 投稿者: すいかミルク
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