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これはあくまでも小説である。ある作家が骨董市で古い民家を購入し、それを再生するまでの顛末が書かれているのだが、実体験をベースにしながらも夫という別の目で書くという手法をとっている。実現にむけて突き進む熱気をはらみながら、それを冷静に分析しており、家づくり、それも昔ながらのよさを生かした手作りの課程を教えてくれる。
シックハウスや環境問題が課題となっている時だけに、漆喰や土間によって家の中の温度変化をやわらげ、結露とおさらばできるような住宅を、古い民家の再生でつくり出すことが大きな意味を持っている。仕事がら、こんなことに関心をもっていても、なかなかそれを実現することなんてできそうもない。しかし、それを実現してしまった女性がここいる。土地があった、臨時収入があったなどいろんな条件が整っていたことはあるが、このパワーには自分もやってみたいと思わせるものがある。
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